現役ドラフトで加入した馬場の巨人との不思議な縁

2024年02月09日 12:30

野球

現役ドラフトで加入した馬場の巨人との不思議な縁
ジャビットを手にガッツポーズの馬場 Photo By スポニチ
 昨年の現役ドラフトで阪神から移籍した馬場。21年に44試合に登板し10ホールドを挙げた右腕はキャンプ1軍スタート。「自分のことで精いっぱい」と新天地でのアピールに必死だ。
 「巨人の馬場」といえば、55年から5年間在籍したジャイアント馬場(馬場正平)以来2人目となることが話題になった。実は名前以外にも巨人と不思議な縁を感じている。

 「大学時代に本塁打を放った相手とプロに入って初めて本塁打を放った相手が巨人にいるんですよ」

 仙台大4年だった17年10月21日。明治神宮大会東北地区代表決定戦。対戦相手の東日本国際大の2番手でマウンドに上がったのが、船迫だった。1学年下の右腕の直球を捉えて岩手・花巻球場の左翼席に本塁打。仙台六大学リーグはDH制だったため、記憶にある大学時代唯一のホームランだった。

 その5日後。ドラフト会議で阪神に1位指名されて入団。ドラ1右腕が“プロ1号”を放ったのは、1年目の18年7月1日のウエスタン・リーグ、オリックス戦。相手は鈴木康(K―鈴木)だった。146キロ直球を捉えて左翼席中段へ運んだ。

 「たまたまです」と振り返った2本のアーチ。船迫、鈴木康と今季から同じユニホームに袖を通す。「縁を感じますよね。凄いですよね」としみじみ。昨日の敵は今日の友。4年ぶりのリーグ優勝を目指すチームのためにともに腕を振るだけだ。(記者コラム・青森 正宣)

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