山本由伸 独特ルーティンにド軍投手コーチ「私は素晴らしいと思っている」 3度目ブルペンにも納得顔

2024年02月15日 16:00

野球

山本由伸 独特ルーティンにド軍投手コーチ「私は素晴らしいと思っている」 3度目ブルペンにも納得顔
<ドジャースキャンプ>ブルペンで投球練習する山本 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 ドジャースの山本由伸投手(25)は14日(日本時間15日)、米アリゾナ州グレンデールのキャンプ施設でブルペン入りした。
 今キャンプ3度目のブルペンセッション。キャッチボール、ジャベリングなどで身体をほぐしたあと、ロバーツ監督らが見守る中で、去年のWBCアメリカ代表でもあったスミス捕手を相手に44球。変化球は制球が乱れるシーンもあったものの、山本本人は「いい感じです」と振り返った。

 山本の投球練習について、ドジャースのマーク・プライアー投手コーチは「ブルペンでの姿を見れば、彼が快適に感じ始めていることは見て取れる。いいブルペンセッションだったと思う」と評価。変化球では制球が乱れるシーンもあったが「はっきりとは言い切れないが、ほとんどの場面でよかったように思う。他の3人の投手も見ていたから、少し乱れ、私が見逃していたボールもあったかもしれないが。はっきり言えることは、彼はより快適に感じ、打者にスイングさせるだけのボールが投げられていたということ。個人的には彼の調整を気に入っている」と意に介さなかった。

 練習でジャベリングスローを取り入れるなど、山本にも独特のルーティンがある。これに同コーチは「アメリカの人々はあまり見たことがないという意味で、独特ではあるのだろう。ただ、ピッチャーはそれぞれ他の投手にはない特徴を持っているもの。山本に関しても、打者のタイミングをずらすことができて、それでいて自身の持ち球の威力が最大限に発揮できる投げ方を彼自身が確立した上で今のフォームになっている。だから私は素晴らしいと思っているよ」と認めた。

 山本とのコミュニケーションに関しても「英語も上達しているよ。短期間にアジャストメントを行なっている。ここには彼の通訳だけでなく、ケンタの通訳だったウィリーもいるし、一平も助けてくれている。それらは彼にとってのボーナスだろう。だからコミュニケーションは日々、イイ感じになってきていると思うよ」と納得顔。

 『あなたの日本語は?』と聞かれた同コーチは「それはまだまだだ。アリガトウは知っているけど、もう少し時間をくれ(笑)」と苦笑いで猶予を求めていた。

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