“美守”でも酔わせる ソフトB柳田「使い心地は最高。めっちゃくちゃ、いい」 新グラブでGG賞へ

2024年02月15日 06:00

野球

“美守”でも酔わせる ソフトB柳田「使い心地は最高。めっちゃくちゃ、いい」 新グラブでGG賞へ
ソフトバンク・柳田の新グラブ(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 新相棒と“美守”でも酔わせる――。ソフトバンクの柳田悠岐外野手(35)がグラブメーカー「ONE OF THE ANSWER」(ワン・オブ・ジ・アンサー)とアドバイザリー契約を結んだことが14日までに分かった。グラブメーカーとの契約は21年以来。高い機能性を備えた新グラブを相棒に3年ぶり7度目となるゴールデングラブ賞獲得にも意欲をみなぎらせている。
 今季こそのV奪回に向け、柳田は守りから準備を整えていた。21年以来、3年ぶりにグラブのアドバイザリー契約を締結。新メーカー名は「ONE OF THE ANSWER」。昨季から試作品を使用して左手になじみ、新相棒に決めた。

 「そりゃあ、使い心地は最高ですよ。めっちゃくちゃ、いいですよ」

 今春の宮崎キャンプでも「ONE 9」と縫い取りされた黒を基調としたグラブを使用し、特守やノックで堅守と強肩を披露している。

 常に万全な状態で使うためグラブ整備にもこだわる。メンテナンス専門ブランド「リバースリニュートウキョウ」とも新たに契約を結んだ。国内屈指の革靴磨き職人が商品開発に参画。捕球面、背面用ワックスだけでなく保湿剤、汚れ落としなど用途別の保革剤が手元にある。「メンテナンスも毎日大事にやってますよ」。吸い付くように白球が収まる感覚が続くという。

 チーム事情を理解した上で守りの意識を強めた。「まずは全試合出場と守れることを一番に考えてます。ウォーカーが来たし、DHは減ると思う」。14年以来自身2度目の全試合出場を果たした昨季は、DHでの出場が67試合あった。ウォーカーは守りに不安があるだけに、今季は守備で負担が増えることは覚悟している。

 “師匠”との再タッグが心強い。1軍出場が増えた12年に守備の教えを受けたのが、井出竜也1軍外野守備走塁兼作戦コーチ。同コーチは今季12年ぶりに1軍の指導者に復帰した。36歳シーズンを迎えた柳田は「めちゃくちゃ練習からきついけど、自分のためになるんで」と大歓迎している。井出コーチは「若いときよりは動きは落ちてるね。そこからもう一度」と惜しみなく力を貸すつもりだ。

 名手の証「ゴールデングラブ賞」も「絶対、獲れるように頑張ります」と意識している。受賞すれば21年以来7度目。阪神などでプレーした、尊敬する糸井嘉男氏と肩を並べる。3年ぶりのGG賞とチームの4年ぶりV奪回が理想型。辰年の年男は打球もリーグ制覇も逃さず、つかみ取る決意だ。 (井上 満夫)

 ◇ONE OF THE ANSWER 西武などで活躍した松坂大輔氏の弟・松坂恭平氏(41)が代表取締役兼CEOを務める「ONE4ALL(ワンフォーオール、本社・東京都足立区)」が、23年に立ち上げたスポーツブランド。グラブは厳正な基準をクリアした特別な革のみを使用。すべてのグラブがクラフトマン(職人)1人に全行程を委ねられる。柔軟性と耐久性に優れ、快適性が野球人を安心、満足させている。同社の皮革製品ケアブランドとして「リバースリニュートウキョウ」がある。

 《“感覚”体験できる》キャンプ地・宮崎で“ギータグラブ”に触れられるチャンスがある。23、24日に宮崎市の野球用品店「晃正スポーツ」で「ONE OF THE ANSWER」の販売会が行われる。店内展示のグラブ数は、県内最多ともいわれている。同じく今季からアドバイザリー契約した日本ハム・万波のグラブの感覚も体験できるという。

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