オフのトレーニングで1カ月間大谷と球場で一緒だった正遊撃手ラックス 右膝じん帯断裂からの復帰目指す

2024年02月15日 10:00

野球

オフのトレーニングで1カ月間大谷と球場で一緒だった正遊撃手ラックス 右膝じん帯断裂からの復帰目指す
ドジャースのラックス Photo By スポニチ
 大リーグ公式サイトがドジャースの正遊撃手ギャビン・ラックス(26)について報じている。
 16年のドラフト1巡で、19年にメジャー昇格。若手有望株として長く期待されてきた選手だ。

 しかし、選手層の厚いド軍ではレギュラーのチャンスはすぐに巡ってこない。21年まではコーリー・シーガーがおり、シーガーがケガをしたときもトレー・ターナーをトレードで獲得、ターナーは22年までプレーした。

 21年は打撃不振で一時期マイナー落ち、中堅の練習をやることになった。22年は主に二塁を守っている。MLBを代表する2人の遊撃手から学べたのは良かったが、なかなか正遊撃手になれないのは悔しかった。

 22年オフ、FAでターナーが去り、ようやくチャンスが巡ってきた。ラックスはオフの間、ずっとドジャースタジアムでトレーニング、15パウンドも体重を増やし23年シーズンに備えた。ところが春のキャンプに入って2週間で大ケガをした。2月27日、二塁ベースを蹴って三塁に向かう時に、ひざを痛めた。右膝前十字じん帯、右膝内側側副じん帯共に断裂、右足太もも裏にも大きなダメージを受けた。

 「初めてだったしつらかった。手術後はソファに座っているしかなく、何もできないからビデオゲームをして過ごしていた」と振り返る。

 1年に及ぶリハビリ。大きなニーブレースを付けていたが、最近は保護用のスリーブに代わった。オフの間、チームドクターに膝の回復具合をチェックしてもらいながらドジャースタジアムで練習を続けてきた。「この3カ月間ゴロをさばいてきたけど、感触は良い」と言う。

 12月からはドジャースと契約した大谷翔平と一緒になった。大谷のトレーニングや人柄に刺激を受けている。間もなくオープン戦が始まる。

 今後は実戦で膝をテスト、ベースを回る時も自信を持って走れるかどうかだ。

 メジャー5年目のラックスはこれまで先発経験は244試合、二塁で153試合、遊撃で50試合、外野で40試合だ。通算成績は打率・253、18本塁打、105打点、14盗塁。24年は正遊撃手としてフルシーズンプレーする予定だ。

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