ソフトB・大津 6回8K零封で開幕ローテ猛アピール “真っチェ”で巨人翻ろう

2024年03月15日 05:25

野球

ソフトB・大津 6回8K零封で開幕ローテ猛アピール “真っチェ”で巨人翻ろう
<・ソ・巨>6回、ピンチを迎えるも門脇を併殺打に仕留め笑顔でベンチに戻る大津(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【オープン戦   ソフトバンク5―0巨人 ( 2024年3月14日    ペイペイD )】 今季から先発に転向するソフトバンクの2年目右腕・大津が、新球を武器に巨人打線を6回3安打無失点8奪三振。ほぼ完璧な内容に小久保監督から先発合格点をもらった。
 威力を発揮したのは昨季から練習していたと語る「チェンジアップの握りで真っすぐを投げる。奥行きを出すことが狙い」という“真っチェ”。象徴的だったのは初回2死一塁、追い込んでから外角へ投じた124キロに4番の岡本和は全くタイミングが合わず、腰を引いて空振り。「思っていた以上に効いていた」と背番号26。この日は封印していた対左打者でも解禁した。

 昨季は中継ぎで46試合に登板し、2勝0敗13ホールドで防御率2・43。投球割合でチェンジアップは4・3%だったが、この日は本来のチェンジアップと組み合わせ、79球中19球で24%と5倍以上に増加。「今年一番。チェンジアップが軸になっていた。あの組み立てでいけるんじゃないか」と小久保監督も先発としてやっていけると太鼓判を押した。

 倉野1軍投手コーチ兼ヘッドコーディネーターは「いい意味で迷わせてくれる」とうれしい悩みが増えた様子。「アピールするしかなかったので、すべてを出せました」と大津は手応えをつかんだ表情だ。NPB支配下選手では最軽量64キロの右腕が、今季の居場所を見つけた夜だった。(福浦 健太郎)

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