カブス今永 5回途中無失点、9奪三振の好投 「成功体験を積み重ねることはもの凄く大事」

2024年03月15日 08:03

野球

カブス今永 5回途中無失点、9奪三振の好投 「成功体験を積み重ねることはもの凄く大事」
カブスの今永(AP) Photo By AP
 カブスの今永昇太投手(30)が14日(日本時間15日)、アリゾナ州メサで行われたアスレチックスとのオープン戦に先発。実戦3度目の登板は,4回1/3で70球を投げ、3安打、無失点。毎回の9奪三振に無四球と、完ペキな内容だった。
 試合後の今永との主な一問一答は以下の通り。

 ――素晴らしい投球だった。
 「今日は試合前のキャッチボールからもすごく良かったですし、これが試合でしっかり出せればいいなと思いながらマウンドに上がって、先頭2-0から入りましたけど、落ち着いて自分のいいストレート、自分の持っているストレートをコンスタントに投げられたのが良かったと思います」

 ――ボールが指にかかりタイミングがあっていた。
 「そうですね。体重移動とかグローブの使い方とか右足の着地だとか、そういったところがうまくハマり出してきたなという感じですね」

 ――4回1/3で65球は合格点の球数。
 「欲を言えばもう少し減らしたいなと思いますし、まっすぐに偏ると今日も紙一重の打球がたくさんあったので、そういう不安を連想させるような投球というのはあまり良くないと思いますし、おさまったというよりしっかり抑えたねと言ってもらえるようなそういう投球をこれからもしたいと思います」

 ――9三振すべて空振り。
 「真っ直ぐでしっかり差し込んでいかないと変化球を見切られたりとか、バッターが真っ直ぐを狙ってポイントを前にしてくれるんで、少々ボール気味のチェンジアップを振ってくれたりとか、高めを振ってくれたりするんで、やはり相手のポイントいかに前に出すか、それが僕の生命線になるのかなと思っています」

 ――3球勝負多い。
 「球数も決まってますし、シーズンに入っても大体の球数が決まっているので、このスプリングトレーニングでは打たれるのも勉強ですし、僕はストライクからボールになる球を持っていないので、うまくゾーンで勝負していきたいなというのを今日は意識してやりました」

 ――不安を感じさせるとは。
 「どちらかというと、スプリングトレーニングのドジャース戦、マリナーズ戦は、張り切ってマウンドに上がったつもりだったんですけど、自分のキャリアを思い返してみると、自信満々で臨んだ試合はあまり良くなかったりとか、ちょっと不安を持ってマウンドに上がった方が自分の中ではいいパフォーマンスが出たりとか、その再確認にもなりましたし、今日も投げても自信が出てくるわけではなかったんですけど、常に心に何か引っかかるものがある方が自分の中では逆に開き直ってというか、そのマインドを利用して開き直っていけるのかなと思います」

 ――ホッとした部分は。
 「今日も初回に95マイル出ましたし、WBCの時にダルビッシュさんが、周りも球が速い、すごい打者がたくさんいる、初めは本当に圧倒されるかもしれないけど、でもその環境に身を置いたら、脳というのは自分に日頃から抑制をかけているので、そういう抑制というのが、1個リミッターが外れたりとか、来るよって、人間はそういうもんだよ、という話をして頂いて、僕はその言葉を信じて、ここまでずっと調整してきているので、自分の知らない力をしっかりと自分の力にできるように、その言葉を信じてやっています」

 ――本塁打なし。課題をつぶせた。
 「プレーヤーとしてやっている以上は、やったやられた、抑えた抑えられたの繰り返しなので、できなかったことを次にやれるようにするという、成功体験を積み重ねるということはもの凄く選手としては大事ですし、その点ではよかったかなと思います」

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