阪神・桐敷 7回3人斬り圧巻の12球 岡田監督も“7回の男”に絶大の信頼「安定している」

2024年04月01日 05:15

野球

阪神・桐敷 7回3人斬り圧巻の12球 岡田監督も“7回の男”に絶大の信頼「安定している」
<巨・神> 7回、2番手で登板した阪神・桐敷 (撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神5ー0巨人 ( 2024年3月31日    東京D )】 開幕第2戦までの連続零敗に零封継投でやり返した。特に阪神・桐敷の12球が光った。打順1番から始まる7回を任されて打者3人斬り。直後に開幕から26イニング目での初得点が生まれ、虎投で24年最初の勝利投手の栄誉をつかんだ。
 「自分のやることはできましたし、その後、森下とか野手陣の皆さんが打ってくれたので、流れを持ってこられたのかなと」

 最初に迎えた代打・浅野をツーシームで中飛に仕留め、門脇は内角ツーシームで空振り三振。松原には一転、外角フォークで2者連続三振に退けて、付け入る隙を与えなかった。

 「先頭は狙ったとこにいかなかったけど、3人で切れましたし、左(打者)にもインコース突いたりとか」

 左打者が続く顔触れに合わせての起用に応えた好投。1球の失投で流れが傾きかねない状況で仁王立ちし、岡田監督は「ゲラと岩崎以外では一番やっぱり安定しているというか、その前を任せられるというか」とWストッパーにつなぐ“7回の男”として絶大な信頼を言葉ににじませた。

 昨季は7月から救援に転向し、今年は最初から専念。今春キャンプでは毎日欠かすことなく早出でトレーニングを敢行した。オフに理学療法士の指導を基に湯浅との自主トレで消化した種目やメニューを沖縄でも継続。朝から必死に体を動かす姿には理由があった。

 「湯浅と一緒にやったんですけど、なかなかうまく体の動きが最初はできなくて。追いつきたいと思って、キャンプでも早出でやった」

 石井や島本ら調子が上がらない投手が多いブルペン陣で安定感は抜群。「3連敗とは全然違うので、良かった。ここからスタートなのでまた一からやっていきたい」。連投で計2回を完璧に抑え、目指すシーズン完走へ好発進を切った。(遠藤 礼)

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