阪神 新庄日本ハムにやられ放題…交流戦連敗スタート 投手に打たれ、2失策、深刻貧打

2024年05月31日 05:15

野球

阪神 新庄日本ハムにやられ放題…交流戦連敗スタート 投手に打たれ、2失策、深刻貧打
<神・日>3回、セーフの判定にリクエストをする阪神・岡田監督(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【交流戦   阪神0-6日本ハム ( 2024年5月30日    甲子園 )】 阪神は30日の日本ハム戦で今季6度目の零敗を喫し、2度目の3連敗に沈んだ。交流戦の開幕2連敗は4連敗した18年以来。岡田彰布監督(66)は8試合連続3得点以下の攻撃陣に怒りを隠さなかった。「6番・投手」の山崎に先制打を許すなど、今季最多4万2614人を集めた本拠地で新庄剛志監督(52)にやられ放題。5月は10勝12敗1分けで、1試合を残して昨年6月以来の月間負け越しが決まった。
 新庄監督にやりたい放題やられた。奇策と思われた「6番・投手」の山崎に4回無死一、三塁で先制打を浴びた。2失策がいずれも失点につながり、5回までに6点差をつけられた。

 7回で降りた山崎からは3安打だけ。オリックスに在籍した昨秋日本シリーズ第4戦では4回0/3で6安打を浴びせて3得点したことが幻だったように、チェンジアップにタイミングを狂わされ、完璧に抑え込まれた。8試合連続3得点以下の打線に岡田監督は不快感をあらわにした。

 「つながりって、ヒットを何本打ってんねん。そんなん、つながりじゃないやんか。どうやってつながんの?」

 今季初先発で3番に入れた小野寺は走者を置いた全3打席で空振り三振に倒れた。この3番の人選が頭痛の種だ。先発3番は打率・211にとどまり、投手の9番を除けば、捕手が入る7番=同・162、大山が大半を務める4番=同・208に次いで低い。

 適役を探し、開幕から6人目も不発。ただ、小野寺は今季1安打。3月31日の巨人戦を最後に遠ざかり、9日からの2軍調整でも40打数8安打(打率・200)で好調とはいえない。結果を求めるのはあまりに酷だった。

 メンバー表交換で、タテジマのユニホームで登場した敵将に話題をさらわれたのは前日29日のこと。一夜明けてNPBから警告を受けたことを報道で知り、試合前に「フッ、次やったら退場やろ?」と仰天パフォーマンスを軽く受け流した。“新庄流”の審判団と一緒にするハイタッチにも応じなかった。日本一の王者らしく悠然と構えて2連戦に臨んだものの、いいところを全て相手に持って行かれた感は否めなかった。

 「対策?そらしとるやろ。それは俺に聞くなよ。ちゃんと担当の人がおるから。俺が全部せなあかんの?」

 3投手の前に散発4安打にひねられての今季6度目の零敗に、イライラは募った。今季2度目の3連敗で5月は10勝12敗1分け。昨年6月以来の月間負け越しが決まった。トンネルの出口がなかなか見えない。(倉世古 洋平)

 〇…阪神は3番で小野寺が今季初先発し、森下、前川、ノイジー、近本、佐藤輝に次いで6人目となった。投手の9番を除き、6人起用は5番と6番の7人に次ぐ人数。30日時点で先発3番の打率.211は、西武の.213を下回り12球団ワーストとなった。

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