阪神・森下 福也から奮起マルチ安打 6番降格に燃えた! 前夜のミスごめん打

2024年05月31日 05:15

野球

阪神・森下 福也から奮起マルチ安打 6番降格に燃えた! 前夜のミスごめん打
<神・日> 5回無死、阪神・森下は左翼線二塁打を放つ(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【交流戦   阪神0-6日本ハム ( 2024年5月30日    甲子園 )】 阪神・森下がマルチ安打で奮起した。近本の1番復帰に伴い、19日のヤクルト戦から8試合連続で託された先発3番を外され、8日の広島戦以来となる6番降格に燃えた。猛虎が打ちあぐねた山崎から2安打。6点を追う5回先頭で三塁線を破る二塁打を放ち、7回1死では左前打。散発4安打で低調な打線にあって苦境打破への鋭い打球を連発した。
 「(打順の)上位を打てればいいが、自分の初戦の打席内容とかを見て、打順が変わったと思う。また明日どうなるか分からないが、決められた打順でしっかり打ちたい」

 悔恨を力に変えた。前夜は立て続けに痛い“ミス”。2点を追う3回1死満塁では制球に苦しむ伊藤の甘い直球を打ち損じ、最後は内角をズバッと突かれて見逃し三振。3点を追う5回無死満塁では渡辺の中犠飛で二塁走者として三塁へ進めなかった。

 二、三塁間で打球の行方を見つめ、タッチアップしないボーンヘッド。岡田監督からは「タッチアップせえへんしのう。ええ?」と苦言を呈された。仮に1死一、三塁へと好機が拡大していれば、その後の展開も大きく変わった可能性はある。敗戦の責任の一端を感じつつ、打順降格という無言の叱咤(しった)に発奮した。

 「チームが勝たないと自分が打っても意味がない。交流戦前は投手に抑えてもらって、野手が打てない中でも勝たせてもらった。野手が頑張って点を取れれば投手も楽になる」

 負の連鎖に終止符を打つべく、責任感あふれる言葉で締めた。31日からは敵地でロッテとぶつかる。首位・広島も敗れ、1ゲーム差のまま。強風で知られるZOZOマリンから再進撃の旋風を――。不屈の背番号1が起爆の一撃を期した。(八木 勇磨)

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