オリ・宮城、23歳初勝利は23イニング連続無失点！「しっかり勝負できている」楽天打線寄せ付けず5勝目

2024年09月01日 05:45

野球

オリ・宮城、23歳初勝利は23イニング連続無失点！「しっかり勝負できている」楽天打線寄せ付けず5勝目 — ＜楽・オ＞8回無失点と好投した宮城（撮影・篠原　岳夫） Photo By スポニチ

【パ・リーグオリックス6―0楽天（ 2024年8月31日楽天モバイル）】今季初の仙台のマウンドで仁王立ちだ。オリックス・宮城が8回無失点の好投。自身23イニング連続無失点とし、8月25日に23歳の誕生日を迎えてから初めてのマウンドで5勝目をつかんだ。

　「（連続無失点は）しっかり打者と勝負できているからだと思います。ずっとは続かないので、いかに最少失点で抑えられるか。続けられるところは続けていきたい」

　味方の攻撃中に雨で21分間の中断を挟んだ直後の初回1死満塁をしのぎ、波に乗った。「集中力を切らさずに投げられたのはよかった」。台風10号の影響で29日の仙台入りが予定より早まると、その日の午後に仙台市内のゴールドジムでトレーニング。ブルペン投球を翌30日にずらして万全の状態を整え、2回から7回1死までは無安打投球と相手を寄せ付けなかった。

　ともに先発陣の柱として期待される1学年下の山下が開幕から苦しむ姿にも、「舞洲で残留練習の時は、体調とかも聞いて」と寄り添った。「もどかしい部分はありますけど、しっかり修正できることは修正して、また一緒に投げられればうれしいかなと。僕は僕なりに頑張りますけど、彼も彼なりに頑張っているので」。自身も左大胸筋の筋損傷で、プロ入り後初の故障離脱を経験。壁を乗り越えた“ぺやぎ”が、シーズン最終盤を迎える局面でそろい踏みした。

　チームは3連勝で8月月間の勝ち越しを決め、3位のロッテと6・5ゲーム差。14試合連続3失点以下を誇る投手陣の先頭に立つ左腕は、「投げる日はめちゃくちゃ頑張りたいですし、それ以外の日は応援しかできないですけど、応援も頑張りたい」と大逆転でのCS進出へと息巻いた。（阪井　日向）