ソフトバンクの“超努力家”・仲田慶介 リハビリ経て1軍再合流狙う…万全な状態で復帰を

2024年09月01日 17:00

野球

ソフトバンクの“超努力家”・仲田慶介 リハビリ経て1軍再合流狙う…万全な状態で復帰を
ソフトバンク・仲田慶介 Photo By スポニチ
 やり過ぎんなよ、仲田と言いたい。9月から実戦に本格復帰予定のソフトバンク・仲田慶介内野手(25)のことだ。大卒育成入団3年目の今春、支配下登録された背番号「69」は、今季24試合目の出場となった7月9日オリックス戦を最後に出場選手登録抹消。腰の違和感を訴えてのリハビリを経て1軍再合流を狙うが、また自らに猛練習を課しそうで…。
 「時間があればやる。人がやらないときがチャンスなので」と努力してきた。2軍指揮官の時代から小久保監督に心身を鍛えられてきた、小久保チルドレンの1人。「あいつは、やりよる。練習へ取り組む量も断トツ」。筑後のファーム施設で語っていた評価が、実際に2桁背番号につながっていった。

 育成時代に腰を痛めて離脱した際には、リハビリ組の活動後に筑後ファーム施設で屋内の打撃マシンと対峙(たいじ)。バント練習を続け、トレーナーにこっぴどく怒られたらしい。大学時代から両打ちに転向し、努力で快足と強肩にするなど、仲田の逸話は何かと事欠かない。もう、特に驚きもしない。

 仲田は福岡大大濠高3年の福岡県大会決勝で東筑に敗れて準優勝。その際に唯一の一般生でレギュラーをつかんでいたのが仲田で、取材を通じて知り合った。プロ入りした同期には古賀悠斗(西武)と三浦銀二(DeNA)がいるが「仲田がいたから“努力してきました!”とは言えないんです」と口をそろえていた。

 周囲に見向きもせずに、野球に、練習に突っ走るタイプだ。「また、試合に出たいです」と言っていた。内・外野を守る快足、強肩の両打ちユーティリティー野手。ただでさえキャッチコピーや仕事が多いだけに改めて、やり過ぎず、万全な状態で1軍復帰することを願っている。(記者コラム・井上満夫)

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