「ダブルベース」今秋試験導入 10月開催フェニックス・リーグの3球場で試験的に

2024年09月03日 05:30

野球

「ダブルベース」今秋試験導入 10月開催フェニックス・リーグの3球場で試験的に
日本女子ソフトボールリーグで使用されているダブルベース Photo By スポニチ
 日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団による実行委員会が2日、都内で開かれ、10月に宮崎県内で開催する秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」で、試験的に一塁に「ダブルベース」を導入することが決まった。3球場で実施する予定だ。
 ダブルベースは選手の交錯による故障防止を目的にファウルゾーンに走者専用のベースを増設するルールで、既にソフトボールで採用している。プロ野球は16年から本塁クロスプレー、17年から二塁などでの危険な併殺崩しを禁止するコリジョンルールを採用。ともに故障防止が目的だが、一塁ベース上は、送球が少しでもそれると一塁手と打者走者が衝突する危険がある。NPBの井原敦事務局長は「接触を避けるのが一番(の目的)。先々のことを見据え、試験的にやってみないと分からないのでまずはやってみる」と説明した。

 試験導入後に監督、選手、審判員から意見を聞く予定で井原事務局長は「実際に(NPBで)導入するかどうか検討するためのデータや意見を集めていく」と見通しを語った。(神田 佑)

 ≪観戦者が撮影した動画の配信制限≫実行委員会ではSNSの普及を受け、球場で観戦者が撮影したプレー中の写真・動画などについて、家族や友人など特定の者以外に向けて配信・送信することを来年2月1日から禁止すると決めた。例外はチアリーダー、マスコットやベンチ内の様子など「ボールインプレー中の選手以外」の動画で140秒以内なら試合後の配信、送信は認める。撮影については「人格権」や「平穏観戦権」を侵害しない範囲であれば制限を設けない。各球団で順守されているかチェックし、違反者には入場禁止などの処分を科す。

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