「高橋対決」に勝つ!阪神・遥人、1032日ぶり甲子園1軍マウンド 絶好調の中日・宏斗止めてチーム救う

2024年09月03日 05:15

野球

「高橋対決」に勝つ!阪神・遥人、1032日ぶり甲子園1軍マウンド 絶好調の中日・宏斗止めてチーム救う
練習を終え、甲子園球場から引き揚げる阪神・高橋(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 ハルトがヒロトに投げ勝つ!!阪神・高橋遥人投手(28)が2日、甲子園球場で、3日の中日戦先発に備えて最終調整。21年11月6日以来、1032日ぶりとなる聖地での1軍マウンドで、防御率0・98と絶好調の高橋宏斗投手(22)と投げ合う。甲子園での中日戦は過去7度の登板(6先発)で5勝0敗、防御率0・59と大得意。リーグ連覇への崖っ縁で、4度の手術を乗り越えた左腕が、チームを勢いづける。
 前夜まで甲子園の上空を覆った雨雲は去り、残暑の強い日差しが高橋を照らした。時折、笑顔も見せながらキャッチボールや短距離ダッシュなどで最終調整。中10日でリフレッシュも完了した左腕が、1試合も落とせない苦況で6連戦の先陣を切る。

 「(中日打線は)切れ目がないイメージ。上位、クリーンアップは長打もあると思うので、リスクのないボールをしっかり選んで、攻めるところは攻めていきたい」

 前回登板の8月23日広島戦では6回0/31失点で復帰後2戦2勝をマークした。満を持しての本拠での登板で、迎え撃つ相手先発は同姓の高橋宏。規定投球回には現時点で1/3だけ足りないものの11勝2敗、防御率0・98の難敵だ。「あまり相手ピッチャーは意識していない。だけど先制点は与えないように頑張りたい」と静かに闘志を燃やした。

 チームは首位・広島と今季最大の5・5ゲーム差。球団初のセ・リーグ連覇へ崖っ縁だが、心強いデータが背番号29を後押しする。高橋は通算7試合、甲子園での中日戦に登板して5勝0敗、防御率0・59と無双状態。中でも直近の21年は3戦3勝で計24イニングを零封しており、10月2日には97球完封で「マダックス(100球未満の完封勝利)」を達成した。

 「一番プロに入って投げてきたマウンド。投げづらさとかは感じたことがない」

 21年11月6日、巨人とのCSファーストS第1戦以来、1032日ぶりの甲子園での1軍登板。「今日までは甲子園や!という感じがするんですけど、当日になったらそういう余裕もないと思う。球場に関係なく試合に集中できれば」。チームとしても今季甲子園では中日に8戦7勝1分けと無敗で、打線の援護も呼び込む。

 「(チームは)大事な時期だと思うので、まずは試合をつくるのと、勝てる確率が上がるようなピッチングができれば」

 残り22試合のうち、甲子園での開催は13。聖地での今季のチームの勝率は・617を誇る。「遥人VS宏斗」の高橋対決を制し、逆転連覇へと続く連勝街道に乗せる。(杉原 瑠夏)

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