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Honda熊本 3年連続全国切符!!最新機導入効果だ 猛打炸裂

2024年09月17日 06:00

野球

Honda熊本 3年連続全国切符!!最新機導入効果だ 猛打炸裂
<Honda熊本・エナジック>Honda熊本は完投勝ちの片山(中央)を抱きかかえて日本選手権出場を喜ぶ Photo By スポニチ
 【スポニチ後援第49回社会人野球日本選手権九州地区予選最終日   Honda熊本5―2エナジック ( 2024年9月16日    大分・別大興産スタジアム )】 第2代表決定戦が行われ、Honda熊本が5―2でエナジックを下し、3年連続16回目の日本選手権出場を決めた。前日までの1番から7番に変わった宮川海斗(26)が2三塁打など3打点を挙げる活躍。投げてはエース、片山雄貴(31)が大会初先発し、7安打2失点で完投勝ち。昨年準優勝した日本選手権(秋に京セラドームで開催)では念願の初Vを狙う。第1代表のJR九州、JABA岡山大会優勝の西部ガスも本大会に出場する。
 敗戦を糧にできるのは強さである。今夏の都市対抗予選で敗退し9年連続出場を逃したが、Honda熊本の立ち直りは早かった。「予選で負けてレベルアップへのヒントをもらった」と渡辺正健監督(55)。その第一歩がここ一番での打力強化だ。弾道測定機器「ラプソード」、ドジャースの大谷も使用するスイング測定機器「ブラスト」を導入。この日、4回に先制2点三塁打、6回に適時三塁打、9回は二塁打の3長打で活躍した宮川は「僕は形より感覚派だが週2回はスイングのチェックに使う」と高評価する。ナインは好調時と不調時の数値を比較するなど活用。今大会4試合でチーム合計61安打、30得点の猛打は最新機器導入の効果も少なくはなかった。

 エース、片山も引き出しを増やした。「全国でてっぺんを獲るには日々成長し準備しておかないといけない」とこの日、試合で初めて緩いチェンジアップを試投。切れのいい直球との緩急差で被安打7本はほぼ詰まらせた打球となり「投球に奥行きが欲しかった。選手権で投げるのが楽しみ」。エースも昨年超えを見据えている。

 決定戦初進出のエナジックをがっぷり組み止め、地力の差でじわじわ押し切った貫禄勝ち。横綱相撲の印象でHonda熊本が全国舞台に戻ってくる。 (中島 泉)

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