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阪神・森下 弾丸トドメ打で今季70打点 初タイトルへ射程圏キープ トップの巨人・岡本と3差

2024年09月17日 05:15

野球

阪神・森下 弾丸トドメ打で今季70打点 初タイトルへ射程圏キープ トップの巨人・岡本と3差
<神・ヤ>7回、中前に適時打を放つ森下(撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神3―0ヤクルト ( 2024年9月16日    甲子園 )】 阪神・森下の鋭い打球が二遊間を切り裂いた。2―0の7回1死二塁。中前適時打で大きな追加点をもたらした。二塁手・山田は定位置よりもかなり二塁ベースに寄って二遊間を詰めていたが、打球の速さが上回った。
 「大事な場面で追加点を取れて良かった。しっかりセンターに打てた」

 原の2球目、甘く入ったスライダーを見逃さず、ダメ押しに成功した。これで今季70打点目。この日73打点目を挙げてトップに立った巨人・岡本和と3差で、初タイトルへの射程圏をキープしている。

 「速いライナーで外野へ運ぶ」ことを常に意識する森下。この日の中前適時打はそれを体現する一打だった。脳裏に残るお手本がある。8月28日のDeNA戦。オースティンが放った右越えソロだ。村上の直球を捉えた打球は弾丸ライナーで右翼・森下の頭上を越えた。「あんな打球は見たことがない。守っていて、左バッターが引っ張ってきたのかと思った」。目指すべき打球を目の当たりにし、改めてスピンを利かせたライナー性の打球を意識。シーズン佳境の9月に4試合連続アーチを記録した一つの要因にもなった。

 試合後には珍しく「疲れた…」と思わず本音も漏れた。単にナイター翌日のデーゲームだからではない。シーズンの激闘の疲労蓄積は隠せない。それでも「ここまできたら気持ちなので。やれる準備もできている。これを毎日継続してやるだけ」と、よどみなく言った。2年目にして主軸を担う若虎。しびれる場面で誰よりも燃え、連覇へ導く。(松本 航亮)

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