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ヤクルト青木が涙涙…神宮を包み込んだ感動スピーチ「自分が愛した球団をよろしくお願いします」

2024年10月02日 21:28

野球

ヤクルト青木が涙涙…神宮を包み込んだ感動スピーチ「自分が愛した球団をよろしくお願いします」
<ヤ・広>ファンからの声援に笑顔を見せる青木 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   ヤクルトー広島 ( 2024年10月2日    神宮 )】 今季限りで現役を引退するヤクルトの青木宣親外野手(42)が引退試合となった広島戦(神宮)に「1番・中堅」で先発フル出場。マルチ安打とし、外野全ポジションを守った。引退セレモニーでは大粒の涙を流した。
 涙をぬぐって、マイクに向かった。サプライズでビデオメッセージに登場したイチローからバトンを渡され、少し照れ臭そうに「イチローさん、バシッと決められるか分かんないけど、とにかくしゃべります」と話し出した。

 感極まり、「ついに、この瞬間が来てしまいました」と涙。「こんなに盛大に送り出してくれたファンの皆さん、球団関係者の皆さん、感謝を申し上げます。最後まで残ってくれた広島ファン、関係者の皆さん、本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた。

 「プロに入って21年間、夢中になって突っ走ってきました。引退発表後、各球団の心温まるセレモニー本当にうれしかったです。出会いは大切な宝物です。プロに入って21年、自分の生き方は間違ってなかったと出会った皆様が日々教えてくれました。自分に関わってくださった皆さんに感謝しています」

 その後、両親、治療を続けてくれたスタッフへの感謝を伝え、家族への思いを口にした。「頑張り屋の佐知。いつも、そばにいてくれてありがとう。佐知がいなければ、ここまで野球を続けることはできませんでした。心折れそうなとき、話を聞いてくれたり励ましてくれたり、ありがとう」と佐知夫人へのメッセージを送り、「そして、2人の子供たち、ナイスヒットと言ってくれるのがうれしくて、パパは頑張りました。いつも応援ありがとう」と2人の子供にも感謝の気持ちを伝えた。

 泣きながら語る青木に対し、観客から「泣かないで」の声が飛ぶと、「泣きますよ。泣くよ」と答える場面も。ファンとのやりとりに球場からは笑いも起こった。青木は「21年も野球やったんですよ、泣きますよ」と続けた。

 メジャーを経て、18年にヤクルトに復帰し、21年には日本一に輝いた。「アメリカから帰ってきて、素晴らしい仲間に囲まれ、本当に豊かなものになりました。こうやって送り出してくれること本当にうれしく思います。本当にありがとう」と振り返った。

 そして、ファンに向けて、「いつも応援してくれたファン、いつも本当に温かい声援をありがとうございました。そして、自分が愛した球団をよろしくお願いします」と語りかけた。「また、会いましょう。本当にありがとうございました」と締めた。

 最後は「青木コール」が沸き起こる中、5回、宙を舞った。

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