高嶋政伸 19歳で多額の借金…父・高島忠夫さんに土下座をした際に出された条件とは「その代わりに…」
2024年06月17日 15:40
芸能
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そうした芸能一家だけに「アルバイトしたことないっぽい」とのイメージをぶつけられたが、政伸は「相当やらさせていただいてますね」と「×」の札を掲げてみせた。
「ジャズクラブのボーイさんをまず。ジャズをやってたもんですから。それやったりとか、あとはミュージシャンのボーヤさんって言うんですか。楽器運んで」「それとかあと、三枝さん(現桂文枝)とか横山やすしさんの番組で、劇団に入ってたんですけど、その時にお席、皆さんと同じように座らせていただいて、拍手させていただいたりとかもやらせていただいたりとか」と打ち明けた。
アルバイトは生活のためだったのかと問われると、番組観覧については「劇団の方から頼まれて。ちょっと時間空いてたら手伝ってくれないかっていうふうに」と政伸。「ジャズクラブのボーイさんのアルバイトは映画監督志望で映画撮ってたんで、その映画の資金のためにやって」と語った。
映画撮影にはお金がかかったのかと聞かれると、「1本目は8ミリで撮って、2本目は結構ちゃんとしたフイルムで撮ったんですけど、それが280万円の借金しちゃって」とぶっちゃけた。「19歳にして280万円って2億8000万円くらいの」と大金であったとした。
「返さないとヤバくて。両親の力なんか借りなくて俺一人でやるよ、なんて言ってたんで。なんとかやんなきゃいけなくて。アルバイト探したんですけど、高額なバイトって危ないバイトが多いんですよ」と回顧。
その中には「腕を折るバイト」というものもあったとし、「それは病院に行きましてね。腕が折れる瞬間を医学の研究のために連続写真撮っていくんです。で、1本折って40万円って言われて」。それでも両腕両足足しても280万円にはならないためやめたというが、「ただ本当にやってらっしゃる方いらっしゃったんですよ」「その時本当に初めて世間を見たような衝撃を受けましたけどもね」と語った。
その頃には「借金してるぼっちゃんが、実入りのいいバイト探してるぞ、みたいな。あちこちに噂が立って。それで横浜ふ頭に荷物持って行ったら20万円やる。それができたら人間が入ってるぐらいの大きさの袋のやつをトランクに入れて、横浜ふ頭に持って行って、そこにいるやつに渡してくれって。それやったら100万って。人間だろ、それって」といった怪しい声をかけられるようになり「エスカレートしすぎてきちゃって。ヤバいなと思って」。
すると友人の母からは「あなた高島忠夫さんと寿美花代さんに迷惑かける。もう土下座でもなんでもして、肩代わりしてもらいなさい」とのアドバイスが。そこで「その日の夜に土下座して。領収書をスーッと280万円出して」と正直に申し入れたという。
そこで忠夫さんは「えらい額やなあ」と話し、「肩代わりしてやるけど、その代わりに役者になれ」と条件をつけたという。
「一応劇団やってて1回ぐらい見に来てたんで。映画監督としては全く才能ないけど、役者としてなんか引っかかるかもしれないってういうことで。その次の日から父と兄の付き人をしながらやっていったっていう感じだったんです」と振り返った。
転機になったと言われると、「きっかけですよね。何事も。2年半かかりましたけどね。280万返すのは」としみじみと話した。