テレ東「警察密着24時」問題 摘発の日の映像のはずが…実際は前日に撮影「ケアレスミス」ヤラセ否定

2024年06月27日 15:56

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テレ東「警察密着24時」問題 摘発の日の映像のはずが…実際は前日に撮影「ケアレスミス」ヤラセ否定
テレビ東京外観 Photo By 提供写真
 テレビ東京は27日、東京・六本木の同局で定例社長会見を行い、23年3月に放送した「激録・警察密着24時!!」について不適切な内容や過剰な演出があったことを謝罪した。
 同番組における問題を巡っては「摘発の日」として放送した映像が、実際には前日に撮影したものであったことが新たに判明。同局の長田隆専務は「摘発の日というテロップを表記してしまったが、これは誤りです。事実としては前日の場面。事実としては誤りなので、お詫び申し上げます」と謝罪し、テロップに誤りがあったことを認めた。
 
 誤りを把握したのは放送後だったとし、「一部把握していた人間はいたのかもしれないが、全体には共有されていなかった。担当者にはケアレスミスということで聞いている。(ヤラセなどの)意図もなかったと確認している」と強調した。

 さらに、記者から「警察に頼んで訓示の映像を撮らせてもらったということはないのか」とヤラセの有無について追求されると、長田専務は「それはないです」と否定した。

 問題となっているのは、23年3月に放送した同番組。アニメ「鬼滅の刃」に絡む不正競争防止法違反事件を取り上げた際、4人が逮捕されたと放送したが、その後3人が不起訴になったことには言及しなかった。また、4人について「逆ギレ」や「今度は泣き落とし」といったナレーションをつける過剰な演出もあり、演出に事実誤認があったとして謝罪し番組の終了と番組担当者及び監督責任者の計2名に対して減給等の社内処分をくだしたことを発表していた。

 今月19日、BPO放送人権委員会が関係者からの人権侵害を訴える申立てを受けて審理に入ることを発表した。

 石川社長は「これまでもできることをやってきたが、今後ヒアリング等も予定されている。誠意を持って対応したい」と話した。

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