五木ひろしが語る女王・美空ひばりさんの凄さ「歌の上手さはもちろんなんですけど」

2024年07月18日 13:10

芸能

五木ひろしが語る女王・美空ひばりさんの凄さ「歌の上手さはもちろんなんですけど」
五木ひろし Photo By スポニチ
 演歌歌手の五木ひろし(76)が17日放送のBSフジ「昭和歌謡パレード」(水曜後10・00)にゲスト出演。昭和のレジェンド歌手・美空ひばりさん(享年52)の凄さを語った。
 この日、五木は、ひばりさんの名曲「悲しい酒」をギターの弾き語りで披露。「二行詩で依頼されていた」という歌詞の秘密を明かしつつ「最初、せりふもなかったんです。実際、レコードのタイムをはかると3分半ぐらいしかない。もっと速いテンポで、のちにひばりさんがせりふを入れたいという話から、急きょ、石本先生がせりふを入れたんです。そこからせりふ入りの『悲しい酒』が全国に広がっていった」と説明。五木自身はどちらのレコードも持っているそうで「聴き比べると全然タイムも違いますし」とした。

 実際にひばりさんのステージも見たといい、「いろいろ悲しい出来事があった時でしたから、より一層涙して歌われるんです。かといって、泣いているんですけど、歌は崩れないんです。そこがひばりさんのまた凄いところだったんですけど。それぐらい人には感動を与えましたね」と話した。

 ひばりさんの最後のステージとして知られる東京ドームでの伝説公演「不死鳥コンサート」にも言及。生で鑑賞することはできなかったとしながらも映像で見たといい、「最初は懐かしい歌のメドレーから入って、それを全部知ってる自分もびっくりしたんですよ」と五木。「ひばりさんの凄さはピッチだとか、歌の上手さはもちろんなんですけど、着地のすばらしさ。歌の最後。ここがビシッと決まるところがひばりさんの歌唱力の凄さ」と称賛。「しかも、その時は病を押して出ている。万全の状態じゃない時に、最後までしっかりと歌い抜いた」とした。

 ステージのラストは「花道を作って、弟さん(かとう哲也氏)が書いた『人生一路』、その歌を最後にして花道を引き揚げていく。息子さんの演出でもある」としたうえで「その後に、全国コンサート決まってたんですよ。復帰したということで、それができなかった。ホントそれが最後だった」と残念がった。

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