五木ひろしが語る女王・美空ひばりさんの凄さ「歌の上手さはもちろんなんですけど」
2024年07月18日 13:10
芸能
実際にひばりさんのステージも見たといい、「いろいろ悲しい出来事があった時でしたから、より一層涙して歌われるんです。かといって、泣いているんですけど、歌は崩れないんです。そこがひばりさんのまた凄いところだったんですけど。それぐらい人には感動を与えましたね」と話した。
ひばりさんの最後のステージとして知られる東京ドームでの伝説公演「不死鳥コンサート」にも言及。生で鑑賞することはできなかったとしながらも映像で見たといい、「最初は懐かしい歌のメドレーから入って、それを全部知ってる自分もびっくりしたんですよ」と五木。「ひばりさんの凄さはピッチだとか、歌の上手さはもちろんなんですけど、着地のすばらしさ。歌の最後。ここがビシッと決まるところがひばりさんの歌唱力の凄さ」と称賛。「しかも、その時は病を押して出ている。万全の状態じゃない時に、最後までしっかりと歌い抜いた」とした。
ステージのラストは「花道を作って、弟さん(かとう哲也氏)が書いた『人生一路』、その歌を最後にして花道を引き揚げていく。息子さんの演出でもある」としたうえで「その後に、全国コンサート決まってたんですよ。復帰したということで、それができなかった。ホントそれが最後だった」と残念がった。