NHK会長 STARTO社所属タレントの起用はまだ無し「従来の方針に変わりはない」

2024年07月24日 14:43

芸能

NHK会長 STARTO社所属タレントの起用はまだ無し「従来の方針に変わりはない」
東京・渋谷のNHK社屋 Photo By スポニチ
 NHKは24日、東京・渋谷の同局で定例会長会見を行い、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)のタレントの受け皿となるマネジメント会社「STARTO ENTERTAINMENT」に所属するタレントの今後の起用について言及した。
 稲葉延雄会長は「従来の方針に変わりはないということ」とコメント。「SMILE-UP.とSTARTO ENTERTAINMENTとは定期的にやり取りをしている」とし、「被害者補償と再発防止の取り組みに一定の進展はある」と評価しつつ、今後のキャスティングなどは引き続き、2社と話をしながら「新規の出演依頼をするかどうかを判断していていきたい」とした。

 同局は「被害者の補償と再発防止が着実に実施されているかを確認できるまで当面行わない」という立場を取っている。6月の定例会見で、稲葉会長は現時点で、従来の方針に変わりありません」と新規契約を見合わせる方針に変更はないとコメント。SMILE社とSTARTO社とは「定期的にやり取りが続いている」としつつ「被害者補償と再発防止の取り組みに一定の進展はある」と評価。そのうえで「旧ジャニーズ事務所と新しい会社の経営の分離、子会社との関係がきちんと行えているかどうかが重要な論点だと思っている。今後もその辺を確認しながら、定期的にやり取りをしている状況」と説明した。

 STARTO社は4月10日に本格始動。28組295人のタレントがSTARTO社と契約したことを報告した。

 またSMILE社の性加害問題の被害申告者への補償も進んでおり、7月16日現在で補償受付窓口に被害を申告したのは計1001人に上ったと発表。うち512人に補償内容を通知し、484人が合意、466人に支払いを完了。一方、事務所への在籍も被害も確認できないとして「補償を行わない」と通知したのは、同日までに159人となった。

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