谷口キヨコ 11波到来のコロナ…vs自分だけじゃなく、その先にいる人を想像してみる
2024年07月24日 16:00
芸能
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でも、敵は一つなんです、コロナウイルス。変異してるらしいけど、とりあえず一つの敵コロナ。多くの考えをもつさまざまな人間がまとまるためには一つの巨大な敵が必要だ、それがあれば人間は一つになる!って話、聞いたことありませんか? 私はこれを聞いたとき、なるほどなるほどその通り!と思ったのですが、コロナウイルスという近年まれに見る人類の敵に人類は一つになって立ち向かった…でしょうか。
目標は一つやったと思います。コロナウイルスに打ち克つこと。でもそこに向かうための道筋は、さまざまな考え方をもつさまざまな人間がいることにより、一つにはなりませんでした。でも、目標までのやり方がいろいろあるのは当然のことですよね。
実際に亡くなった方、後遺症に悩む方もいらして、そして今も11波の真っ最中。だから今、ちょっと立ち止まって考えてみようかな、って。コロナだけじゃなくて、もしかしたらこれからまた襲ってくる新しい感染症があるかもしれないし、地球外生命体が襲ってくるかもしれないし(いや、これはどうかな。苦笑)。
今、私が思ってることは…自分に関係する、つまり見えてる人だけじゃなく、その人の先にはさまざまな人がいるってこと。そこには健康な免疫力の高い人だけじゃなく、赤ちゃんやお年寄りや既往症のある方など免疫力の低い方もいる可能性は大いにあります。
そこを想像できるか。見えてるものだけではなく、その先を想像できるか、それが一つの大きなポイントなのかな、と。「何かあったら困る」と言いますが「何もない」こともあるんです。この先に、何かあるかないか、なんて誰にも分からない。要するに、今はその先は見えていない。でも、その先を想像できるのが人間なんやないかなぁ、と。
見えていないその先を恐れてばかりは違うと思います。その先にはハッピーなこともあるから。
でも、一人の人間の先には必ず人間がいます。そこを考えずに、そこを無視して一人一人が行動したら世界ってどうなってしまうのかな。感染症だけではなく、戦争だったり争いだったりも、対する人間の先には見えていなくても、必ず人間がいることを意識すると、行動はどうなるのかな、と。意識する、想像する。人間ができる素晴らしい能力を使うことって、素晴らしいことですよね。