【スケートボード 堀米雄斗金メダル 】
堀米を長年、毎日のように連絡して支えたのが、中学時代から親友でスケーターの松本崇さん(25)。東京五輪以降、初代金メダリストの肩書につぶされそうな日もあった堀米の「心の防波堤」となってきた。逆転の1本を決めた堀米は「サポートしてくれたみんなの応援で最後に乗れた」と感謝した。
「電話をするっていうのが日常生活に組み込まれてるんですよ。失言したとしても、お互い気にしない」。米国と日本、松本さんは声を聞けば、今どんな気持ちなのかが分かるほど長い時間を共有してきた。米国を拠点にする堀米の時間に合わせ、誰にも話せない弱音を吐き合った。サポートした一人で日本代表コーチの早川大輔さん(50)は、松本さんの存在を「理性を保つ防波堤なんじゃないかな」と表現した。