橋下徹氏 国政維新を強烈に批判「権力の発動について中国・ロシア政治と本質的には同じ」

2024年07月31日 11:26

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橋下徹氏 国政維新を強烈に批判「権力の発動について中国・ロシア政治と本質的には同じ」
橋下徹氏 Photo By スポニチ
 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が31日までに自身のSNSを更新。斎藤元彦兵庫県知事を巡る疑惑告発文書問題への日本維新の会の対応に言及した。
 告発文書は7日に死亡した県幹部が3月に作成。斎藤氏が出張先で公用車を降り20メートル歩かされただけで職員を怒鳴り散らしたパワハラや、視察企業からの贈答品受領など疑惑7項目を挙げている。

 斎藤氏は今月30日の定例記者会見で疑惑を改めて否定し「百条委の調査にしっかり対応し、県政の信頼回復に向けて一日一日の仕事を着実にやっていく」と述べた。

 日本維新の会の馬場伸幸代表は30日、真相解明に全面協力した上で疑惑が事実だと判明したら、斎藤氏に辞職を含めた判断を直接促す考えを示した。維新は2021年知事選で自民党と共に斎藤氏を推薦している。

 橋下氏は、「維新は政治と行政の区別ができていない。維新はこのままだと中国やロシアと同じ政治手法を執る危険性がある。というよりもそのことにも気付いていない」と指摘。

 続く投稿で「100条委員会は自治体(行政)の事務の調査。その前に斎藤さんの権力者=政治家としての振る舞いについて評価する必要がある」とし、「これは100条員会の調査とは全く別。維新は政治家集団としていまだにこの評価をしていない」と維新の対応を批判。

 また、斎藤氏については「斎藤さんは、自分に反対する職員に対して、きちんとした事実調査をすることなく、嘘八百・公務員の資格なしと公言・断定して自分に対する告発を潰そうとした。言論や選挙、政策、自分自身に対する取材拒否などで争うのではなく、理由なき権力行使で反対相手を潰そうとした。こんな恐ろしい政治はない。中国やロシアの政治手法と同じ」と持論を展開。

 そのうえで「維新はこのような政治手法を認めるのか。絶対に許さないという姿勢をとるのかの分水嶺。先日吉村知事が万博に反対するコメンテーターを万博会場に入れない=出禁にするという発言をした。コメンテーターのことを言論闘争の一環としてボロカスに言うことはOKとしても、理由なき権力行使で不利益を与えることは絶対にあってはならない」とし、「吉村さんは出禁発言を撤回・謝罪しているが、維新代表の馬場さんは撤回せず。このような権力行使がどれだけ恐ろしいことか、国政維新は認識がないようだ。斎藤さんの内部告発者に対して嘘八百・公務員の資格なし発言は絶対にやってはいけないという認識がないのだろう。今の国政維新は権力の発動について中国・ロシア政治と本質的には同じで非常に危険な政治組織となっている」と私見をつづった。

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