「光る君へ」打毬20年 まひろ「地味でつまらぬ女」公任&斉信に雪辱&即メモ「雨夜の品定め」ネット沸く

2024年09月07日 16:45

芸能

「光る君へ」打毬20年 まひろ「地味でつまらぬ女」公任&斉信に雪辱&即メモ「雨夜の品定め」ネット沸く
大河ドラマ「光る君へ」第33話。まひろ(吉高由里子)は藤原公任(町田啓太・右手前)と藤原斉信(金田哲)に…(C)NHK Photo By 提供写真
 女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は今月1日、第33話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 第33話は「式部誕生」。寛弘2年(1005年)、藤原道長(柄本佑)に頼まれ、まひろ(吉高由里子)は藤原彰子(見上愛)がいる藤壺に住み込みで働き始める…という展開。

 「そなたは藤原」「そなたの父は、かつて式部丞(しきぶのじょう)蔵人であったであろう」。まひろは彰子の女房・宮の宣旨(小林きな子)から「藤式部(とうしきぶ)」と命名された。

 まひろは執筆のための房(小部屋)を与えられたが、周囲が慌ただしく、気が散る。

 藤原公任(町田啓太)と藤原斉信(金田哲)が現れ、斉信は「ここの女房たちは、高貴な姫ばかりなのだが、頼りにならぬ」「中宮様と同じような育ちの姫ばかりゆえ、中宮様の御ために働くという気持ちが薄い。中宮様にお伝え申せと言っても伝わらぬし、言ったことはやらぬ」、公任は「要するに世間知らずなのだな」「見栄えはしても、鈍いのは困るな」――。

 まひろは「私のような地味でつまらぬ女は、己の才を頼みとするしかございませぬ。左大臣様のお心に叶うよう、精いっぱい励みます」と笑み。“いつぞや”の嫌みをチクリと言い返した。

 帰りの廊下。斉信は「地味でつまらぬ女っていうのを、おまえ、前に言ってなかったか」と思い出し、公任は「そうか」と返した。

 まひろは「打毬 雨 受領 品」「片かどもなき人」と書き留めた。

 第7話(2月18日)、まひろは藤原道長(柄本佑)らの「打毬(だきゅう)」を見物。試合が終わると、突然の雨。公任や斉信は着替えながら、好き勝手に“品定め”を始めた。

 公任「そう言えば、漢詩の会の時の出しゃばりな女が来ていたな。斉信のお気に入りの…」

 斉信「ああ、ききょう(ファーストサマーウイカ)だけ呼ぶのはマズいから、漢詩の会にいたもう1人も呼んでおいた」

 公任「ああ、(藤原)為時(岸谷五朗)の娘か。あれは地味でつまらんな」

 立ち聞きしたまひろはショック。雨の中を駆け、屋敷に戻った。

 第7話の劇中の年代は、永観2年(984年)から寛和2年(986年)の間。約20年ぶりの“伏線回収”となった。

 SNS上には「“地味でつまらない女”を根に持っているの?w」「忘れるわけないわよねw」「意趣返しは約20年ほどのロングスパンを経て達成。しっかり根に持っていた」「ボーイズトークの意趣返しをニッコリやったまひろが恐ろしいのは、直後に“打毬”と紙に書きつけたこと。あの瞬間、『雨夜の品定め』の構想が閃いたんですね。作家の業深さに驚嘆」「片かどもなき人…まひろ先生、『桐壺』(第1帖)を書き終えて『箒木』(第2帖)に進んでいる。まさに『雨夜の品定め』が出てくる巻だw」などの声が上がった。

 次回は第34話「目覚め」(9月8日)が放送される。

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