尾碕真花 朝ドラヒロインを目指したい 8月から登場NHK「虎に翼」で好演し話題

2024年09月13日 05:00

芸能

尾碕真花 朝ドラヒロインを目指したい 8月から登場NHK「虎に翼」で好演し話題
NHK連続テレビ小説「虎に翼」に出演している尾碕真花(撮影・糸賀日向子) Photo By スポニチ
 女優の尾碕真花(おさき・いちか、23)がNHK連続テレビ小説「虎に翼」に出演し、繊細な演技で視聴者の心をつかんでいる。
 女優の伊藤沙莉(30)が主演を務め、日本初の女性弁護士で後に裁判官となる三淵嘉子さんをモデルにしたオリジナルストーリー。尾碕は、主人公の再婚相手(岡田将生)の娘役で8月からの登場となった。途中からの参加となったが「気さくな方が多いので、たわいもない話もしやすい環境。居心地の良い素敵な環境で、お芝居も凄くしやすい」と現場に溶け込んだ。

 主人公や父へ複雑な心境を抱くが、当初は感情をあまり表に出さない役どころ。「怒り方などはどうしようかと考えました。感情を伝える場面では、つい言ってしまったというようなぎこちなさを大事に演じました」と機微を表現。父や家族に対してわだかまりを吐き出して号泣した場面では「もらい泣きした」など、多くの視聴者が心を揺さぶられた。

 その好演の裏には“家族”の支えもあった。「物語の今後に関わる大事なシーンで、言いづらいせりふがあって現場で考えていたんです」。その時に手を差し伸べたのが岡田と伊藤。3人でどのようなせりふであればしっくりくるのか考え、結果として伊藤が思いついたせりふが本編で採用された。「周りを気遣ってくださる岡田さんと、瞬発的にいろいろ案を出してくださる伊藤さん。本当にありがたくて、尊敬しかない」と感銘を受けた。

 歴代作品では「カーネーション」「梅ちゃん先生」などを見てきており「国民が大体見ているような作品に出演できるのはうれしい」。朝ドラヒロインは「今後目指していきたい。最終的にできたらベストな形」と話す一方で主演の伊藤を目の当たりにしたことで「今の私ではまだ荷が重い」と正直な思いも明かした。「伊藤さんのように引っ張っていくようになった時に周囲のお芝居を最大限引き出してあげられるような存在になりたい。周囲の人に話しかけたり、気にかけたりする器量を持って、人としての厚みを出せるようにしたい」。先輩からの学びを胸に役者業にまい進していく。(糸賀 日向子)

 ◇尾碕 真花(おさき・いちか)2000年(平12)12月2日生まれ、高知県出身の23歳。12年に「第13回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞し、芸能界入り。19年放送のテレビ朝日「騎士竜戦隊リュウソウジャー」などに出演。趣味は絵を描くこと。1メートル67、血液型A。

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