佐野慈紀氏 今年5月に右腕切断 先に人さし指、中指を切断「正直ショック」も「ただその時に…」

2024年09月16日 14:52

芸能

佐野慈紀氏 今年5月に右腕切断 先に人さし指、中指を切断「正直ショック」も「ただその時に…」
佐野慈紀氏 Photo By スポニチ
 元近鉄、中日投手の佐野慈紀氏(56)が16日、文化放送「くにまる食堂」(月~木曜前11・00)に生出演。今年5月に右腕を切断した当時の心境を明かした。
 佐野氏は90年ドラフト3位で近鉄に入団し、通算41勝31敗、27セーブ。薄くなった頭髪から「ピッカリ投法」と名付け人気を集めた。

 引退後、ここ数年は持病だった糖尿病が悪化。昨年4月、重症下肢虚血のため、右足中指を切断する緊急手術を受けた。今年5月にも糖尿病の影響による感染症の悪化に伴い、右腕の切断手術を受けたことを自身のブログで公表。その後心臓弁膜症も発覚したことも明かしていた。

 佐野氏は右腕について「肘より上(先)」がないと告白。パーソナリティーのフリーアナウンサー・野村邦丸はさらに「腕の切断の前に、ずっと右投げできた佐野慈紀選手が、人さし指と中指を最初に切断してますよね」とも明かし、「どうでした?いくら現役から離れているにしても」と問いかけた。

 佐野氏は「正直ショックだったですね」と明言。「指がなくなるっていうのは。ただその時に天秤にかけられたのが、命だったんで。やっぱり正直死ぬことへの恐怖の方が大きかったですね。それで回避できるんであれば」と振り返った。

 野村は「その前には足の指も切断されて」と続けると、佐野氏は「足の時も結構おどされたので。切断するかもしれないって言われてて、結局指だけ切断で止まったんですけれども、感染というのはいつどこに飛び火するか分からないからと言われてたので」と回顧。

 それでも右腕については「ただやっぱり利き腕、それも指先がなくなるっていうのはあとあと考えたら、腕がなくなるよりちょっとショックだったと思います」とも語った。

 切断のきっかけとなった感染症は、最初は「本当に小さい、誰もができるようなかさぶた」だったとし、そこから「一気に広がっていったんですね。瞬く間ですよ、一週間かからないうちに。最初一本の指がうみがたまって、洗浄するじゃないですか。そしたら気づいた時には2、3日で中指まで腫れてきて、ああこれ、うつってるなってなって」と佐野氏。

 「で、切断することになって、ああ、これで感染落ち着くかなと思ってたら、今度は手の甲まで広がってて。それ洗浄したらどんどんどんどん広がっていって、その期間も1週間ぐらいです。いわゆる人食いバクテリアと同じだと思います」と説明した。

 「もういたちごっこなんですよ。結局うんでくるんで、それを洗浄して洗って取るんですけど、もう次の日にはまたたまってくるんですよ。それの繰り返し繰り返しで」と続けると、「だから正直指の時はショックだったんですけど、腕切るって言われた時は、その痛みがなくなるんだったらって。正直そっちの方がホッとしました。めちゃくちゃ痛かったです」と打ち明けた。

 痛みについては「見栄っ張りで強がりなので、絶対泣かんとこうと思って我慢してたんですけど、麻酔も利かないし、お医者さんの佐野さん強いですねって言うのを都合のいいように。(それでも心の中で)痛い痛いって。変に強がりなんで声も出したくないじゃないですか。でも最終的にはもう我慢できなくて、先生ゴメン、一言言っていい?、ああいいですよ、痛い~って」と相当な痛みであったとした。

 

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