小泉孝太郎 エクステで前髪「自分の心も隠れているような気がする」“心のない男”演じ新発見

2024年09月16日 19:03

芸能

小泉孝太郎 エクステで前髪「自分の心も隠れているような気がする」“心のない男”演じ新発見
トークショーに登場した小泉孝太郎(撮影・小渕 日向子) Photo By スポニチ
 女優の江口のりこ(44)と俳優の小泉孝太郎(46)が16日、都内で行われた映画「愛に乱暴」(監督森ガキ侑大)トークイベントに出席。“愛”をめぐる価値観を語り合った。
 あいさつは「皆さんの視線が…。あんな真守でごめんなさい」と小泉の謝罪の言葉からスタート。映画での関係性は良いものではないが、江口との現場は常に穏やかで「ずっと話していた」と笑った。

 小泉は演じた役柄を「心のない男」と表現。現場では江口に「すみません、こんな男で」と謝るばかり。妻のことを苦しめる夫役「夫婦のことを話す男ではない。夫婦生活の大変さを知らないので!一度も結婚していないので!」と前置きしながら「演じていて苦しかった」と振り返った。

 「真守は僕が出会ってきた中で誰に似ていたんだろう」と過去を振り返り、役作り。監督の強いこだわりのもと、エクステで作った前髪は「前髪でまぶたもかゆくなって、うつむいて上の景色が見えにくくなると、自分の心も隠れているような気がする。役作りにとって非常に大きかったと思います」と、今作に参加して役者としての新たな発見もあった。

 イベント後半は、観客からの質問に一つ一つ向き合い、真摯に回答。小泉のファンに「この映画は匂いがポイント。小泉さんはどんな匂いがしましたか?」という、難しい質問に江口は「無臭」とズバリ。「何の匂いもしなかった。無臭でした」と笑った。

 「個人的に最後に…」と切り出した小泉。「怖かったあのときも」過去に、TBS連続ドラマで共演時も江口が小泉のストーカー役を演じ、作中では良い関係性とは言えなかった。「その頃から一方的に追い詰められたり、必要なまでに思いを寄せられたり…。いつか江口さんと“江口さん”と笑顔で話せるような夫婦役を演じられたら良いなと思っています!」と江口に熱視線を送り、締めの言葉とした。

 人間の複雑な感情とその裏に隠された本質を鋭く炙り出してきた吉田修一の同名小説が原作の本作。「丁寧な暮らし」に勤しみ毎日を充実させている、江口のりこ演じる主人公・桃子の周囲で不穏な出来事が起こり始め、乱れ始める日常を描くヒューマンサスペンスとなっている。

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