井之脇海 出演舞台が開幕 松尾スズキ初翻訳、絵本原作の二人芝居「全身全霊で演じるのみ」

2024年09月17日 18:00

芸能

井之脇海 出演舞台が開幕 松尾スズキ初翻訳、絵本原作の二人芝居「全身全霊で演じるのみ」
東京・スパイラルホールで始まった舞台「ボクの穴、彼の穴。W」の1場面。(手前)上川周作、(奥)井之脇海(撮影・田中 亜紀) Photo By 提供写真
 俳優の井之脇海(28)が出演する舞台「ボクの穴、彼の穴。W」(翻案・脚本・演出ノゾエ征爾)が東京・スパイラルホールで17日に幕を開けた。
 フランスの童話作家デビッド・カリ著・セルジュ・ブロック絵の絵本「ボクの穴、彼の穴。」(千倉書房)が原作。俳優や劇作家として活躍する松尾スズキ(61)が初めて翻訳を手がけ、二人芝居にした。

 物語は、戦場に残された敵対する二人の若い兵士を軸に展開。互いに銃口を向け合うボクと彼は、孤独にさいなまれ、幾度も限界を迎えるが、敵としていた存在を知ることで、勇気をもって未来に踏み出す姿を描いている。

 舞台は、井之脇と上川周作(31)が結成した「ボクチーム」と、舞台初挑戦の窪塚愛流(20)と篠原悠伸(32)の「彼チーム」の4名がダブルキャストで出演。

 ボクチームで「ボクA」を演じる井之脇は「1カ月半の稽古期間、丁寧に話し合いを重ねて、あらゆる芝居の可能性を試して、新しい発見とたくさん出合うことができました。すでにボクと彼の穴の中には、ギュウギュウに僕らの思いやメッセージが詰まっています。皆さんに、それが溢れて届くよう、毎公演、全身全霊で演じるのみです」とコメント。

 「彼チーム」でボクAを務める窪塚は「舞台は特別な空間です。悠伸くんと僕の熱量を間近で体感してください。そして、ノゾエさんと僕たちが作り上げた世界をみんなで楽しみましょう。この舞台はハタチ最後の挑戦です。ぜひ、劇場へお越しください」と呼びかけている。

 29日まで同地で。10月4日から6日まで大阪・近鉄アート館で上演される。

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