西田敏行さん急死 「もしもピアノが弾けたなら」作曲の坂田晃一氏「優しくて気遣い細かな方」

2024年10月18日 04:00

芸能

西田敏行さん急死 「もしもピアノが弾けたなら」作曲の坂田晃一氏「優しくて気遣い細かな方」
81年、第23回日本レコード大賞の舞台で歌う西田敏行さん  Photo By スポニチ
 西田さんの代表曲「もしもピアノが弾けたなら」(詞・阿久悠)を作曲した坂田晃一氏(82)は「僕よりも6歳も若いのに残念です」と悼んだ。
 「もしも…」は人気ドラマ「池中玄太80キロ」の挿入歌として1981年に作られた。主題歌の「いい夢みろよ」とカップリングで作られたものだが、反響が大きくて途中で主題歌と挿入歌が入れ替わり、A面とB面も入れ替わった。この年の日本レコード大賞金賞、日本作詩大賞を受賞しただけでなく、NHK「紅白歌合戦」にも出場して歌われた。「当時としては珍しく“詞先”でした。阿久先生が素敵な詞を書いてくださったので、自然とメロディーができました」と坂田氏。

 西田さんはエルビス・プレスリーの歌マネ上手としても知られていたが「最初のレコーディングでは、所々にプレスリーのように、遊びっぽく歌ってました。この歌は(ドラマの)主人公のように、もう少し心優しいニュアンスで歌ってください」と坂田氏がアドバイスを送ったそうで「本当に素晴らしい歌にしてくれました」と歌唱力の見事さに感謝する。

 乗馬が趣味だった坂田氏は、西田さんが映画「敦煌」に出演する時、山梨県小淵沢の乗馬クラブで一緒に馬に乗って練習したという。「にぎやかではじけたイメージのある人ですが、一緒に飲むと、物静かに楽しそうに飲む酒でした。優しくて気遣いの細かな方でした」としのんでいた。

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