「ドクターX」が西田敏行さん追悼「唯一無二のひと」 12・6公開劇場版を「誰よりも楽しみにしていた」

2024年10月18日 12:32

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「ドクターX」が西田敏行さん追悼「唯一無二のひと」 12・6公開劇場版を「誰よりも楽しみにしていた」
8日に行われた「劇場版ドクターX」完成報告会見。米倉涼子ら出演者と出席していた西田敏行さん(下段右) Photo By スポニチ
 テレビ朝日系「ドクターX」の公式X(旧ツイッター)が18日更新され、17日に東京都内の自宅で死去したことが分かった西田敏行さん(享年76)をしのんだ。
 同シリーズは2012年10月にテレ朝で第1シリーズが放送され、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけが武器の外科医・大門未知子が主人公。西田さんは病院院長の蛭間重勝役として長年同作品を支えてきた。12月6日には映画「劇場版ドクターX FINAL」(監督田村直己)の公開が控えている。

 投稿された「唯一無二のひと」と題された文書では「東帝大学病院長 蛭間重勝役の西田敏行さんが逝去されました。突然の訃報に、キャスト・スタッフ一同、驚きと深い悲しみにくれています」と驚きを伝えた。

 続けて「東帝大学病院の校歌『唯一無二』を声高々に歌う蛭間院長 目を閉じるとその雄姿がまるで昨日のことのように思い出されます」とした上で「大門未知子を目の敵とし、欲と野望の塊の腹黒い男…しかし、同時に愛嬌のあって憎めないキャラクター、そんな蛭間重勝を完璧に演じきった西田敏行さんの存在そのものが『唯一無二』の俳優だったと思います」とつづった。

 さらに「西田さん自身も蛭間という役に対して“演じる愉しさを存分に味わえ、キャリアの中でもベスト5に入る幸せな時間だった”と深い愛着を持って頂いておりました」と回顧。

 「映画の公開を誰よりも楽しみにしていた西田さん。“映画は作っただけでは完成ではない。お客さんに見て貰って初めて映画が完成するんだよ”私たちは、その西田さんの言葉を胸に、この映画をお客さんにしっかり届けよう、という決意を新たにしています」と12月6日に公開される劇場版の公開へ向け、力を込めた。

 最後には「西田さんへの深い感謝とともに心よりお悔やみ申し上げます。『ドクターX』キャスト・スタッフ一同」と結んだ。

 西田さんは今月8日には「劇場版ドクターX」の完成報告会見に出席。自身が演じた蛭間について、「蛭間重勝という役とこれでさよならするのかなと思ったら、ちょっと寂しいというか。そういう気持ちになりましたね」とし「役者をやっていて、いろんな役をいただくわけですけど、蛭間重勝っていう役は好きな役のベスト5に入る。ずっと蛭間重勝でいたいなっていう気持ちがあったもんですからね。終わるのが嫌だなって感じがしてました」と声を震わせていた。会見では終始いすに座ったままで共演者とのやりとりを繰り広げていた。

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