西田敏行さん 日本俳優連合の理事長として16年活動 コロナ禍では政府へ「生きる危機」訴え
2024年10月18日 15:46
芸能
西田さんはコロナ禍だった20年には、内閣総理大臣の安倍晋三氏、内閣官房長官の菅義偉氏、厚生労働大臣の加藤勝信氏(肩書はいずれも当時)へ宛てて「新型コロナウィルス感染防止措置に伴う公演などの中止に伴う声明 及び働き手支援についての緊急要請」と題した要望書を提出。俳優のほとんどが「個人事業主、雇用類似就労者」であることから国の助成制度などの対象にならないとし、コロナ禍でのイベント自粛を受けて「私たちにとっては仕事と収入の双方が失われ、生きる危機に瀕する事態です」と訴えた。
また、22年11月にはインボイス制度の施行延期を要望する声明を発表。俳優たちの権利を守るため、声を上げ続けた。
共産党の小池晃書記局長は西田さんの訃報を受けて、「大好きな俳優さんでした。日俳連(日本俳優連合)理事長として、インボイスの停止・延期の声もあげてくださいました。心からお悔やみ申し上げます」と悼んでいる。