作曲家・牧野信博さん死去 声優の娘・牧野由依が一周忌に発表 10年間連絡取らずも「最期は少し顔を…」

2024年10月18日 14:19

芸能

作曲家・牧野信博さん死去 声優の娘・牧野由依が一周忌に発表 10年間連絡取らずも「最期は少し顔を…」
牧野信博さん死去 Photo By スポニチ
 作曲家の牧野信博(まきの・のぶひろ)さんが昨年10月18日に死去していたことが分かった。63歳。長女で声優の牧野由依(38)が、自身のX(旧ツイッター)を通じて発表した。
 由依は「実父であります作曲家・編曲家の牧野信博が、昨年2023年10月18日に63歳にて永眠いたしました」と報告。

 「10年程前より、父は私や母とは別の道を歩むことを選んでいたため、その間連絡を取ることもなかったのですが、最期は少しだけ顔を合わせることができました。様々な状況を鑑み、私から関係者の方々にご報告させていただくのはどうなのかとこの一年考え続けておりました。あったかもしれない父との今、未来の時間を思ってはまだ心のどこかが締め付けられる日々ですが、一周忌を迎えるまでに少しずつ整理を進めていく中で、改めて父がこれまで携わった作品に触れ、このような形で私からお知らせさせていただくことを決意いたしました」と伝えた。

 信博さんについて「父は生涯にわたり、音楽を通じて大変多くの方々とお仕事を共にさせていただいておりました。型にはまらない性格に、まるで少年のように純粋な部分を併せ持ち、お酒を楽しむことも大好きだった父は、御迷惑御心配をおかけしてしまうことも多々あったかと思います。しかしながら有難いことに父の周りはいつも、優しく手を差し伸べ、あたたかく受けとめ、支えてくださる方々ばかりだったように思います」と回想。

 「長年講師を務めさせていただいておりました東放学園の生徒の皆さんやミュージシャン仲間の方が、たびたび我が家に遊びにいらっしゃると楽しそうに音を奏で、時に熱く音楽の話を交わし、笑い声が絶えませんでした。あの日々の光景は子供ながらにとても眩しく感じられ今でもはっきりと目に焼きついております」と在りし日を振り返り「父の創り出す音楽、人に愛される力、音の楽しさを教えてくれたこと。それは誇りであり、私たち家族3人が共にした時間は母と私にとってやはりかけがえのない大切な宝物です」と思いを記した。

 そして「ひとつだけ皆様にお願いがございます。どうか時折、父の曲を聴きながら当時を振り返り、『マッキーはまったくよぉー!!』と笑っていただけましたら、きっと、クシャッとしたあの笑顔で照れくさそうに喜ぶと思います。最後になりましたが、関わってくださったすべての皆様、父に代わり心より御礼申し上げます。本当に、本当に、ありがとうございました」と結んだ。

 牧野信博さんは、尾崎豊、水樹奈々、斉藤由貴など、名だたるアーティストの作曲を手掛けた音楽家。娘は声優の牧野由依。由依は2020年6月、俳優・三浦友和と歌手・山口百恵さんの長男で歌手の三浦祐太朗と結婚したことを発表している。

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