「虎に翼」ギャラクシー賞月間賞!法律のプロもハマった“異例の朝ドラ”大好評 「覚悟ある」脚本評価

2024年10月21日 12:00

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「虎に翼」ギャラクシー賞月間賞!法律のプロもハマった“異例の朝ドラ”大好評 「覚悟ある」脚本評価
伊藤沙莉 Photo By スポニチ
 放送批評懇談会が選ぶ「2024年9月度ギャラクシー賞月間賞」が21日に発表され、女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「虎に翼」が受賞した。
 女性法曹の開拓者となった主人公・寅子の生涯を通じ、夫婦別姓や同性婚など現代に通じる社会問題も取り上げた異色作。全130話の期間平均視聴率は16・8%ビデオリサーチ調べ、関東地区)。前作「ブギウギ」の15・9%など前4作を上回り、朝ドラ2作ぶりの16%超え。前々作の傑作「らんまん」の16・6%も上回るヒットとなった。

 同作は、元最高裁判所の判事である中央番組審議会のメンバーからも「ネットであまりに評判になっているものだから(見始めて)ハマり込んだ」とコメントが上がったほど。NHKの稲葉延雄会長は10月の定例会見の中で、「朝ドラで(法律の)プロの人にも喜んでもらえるドラマになって良かった」と称えていた。

 選評も「日本初の女性弁護士・三淵嘉子をモデルに、その人生軌跡の姿を借りて現代社会の格差や構造の矛盾、不条理といった問題へとつなげた。それらの疑念を果敢に訴えた脚本・吉田恵里香の覚悟ある姿勢、そしてその想いを見事に具現化した役者たちに拍手を送りたい。生硬になることなく、真っ当な人情ドラマとして成立させたことにも敬服」と絶賛した。

 朝ドラのギャラクシー賞月間賞は23年9月度の「らんまん」以来。「虎に翼」は配信も好評で、同時・見逃し配信サービス「NHKプラス」、有料配信による視聴数が2020年4月のサービス開始以降、朝ドラ歴代最高をマーク。有料配信サービス「NHKオンデマンド」でも、放送期間中のシリーズ総視聴数が歴代連続テレビ小説の中で最多をマークした。

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