ジャニー氏の性加害・隠蔽を特集したNHK 番組のラストで自省「公共放送としての役割を…」

2024年10月21日 12:47

芸能

ジャニー氏の性加害・隠蔽を特集したNHK 番組のラストで自省「公共放送としての役割を…」
旧ジャニーズ事務所の本社ビル
 NHKは20日、旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)の故ジャニー喜多川元社長を取り上げた「NHKスペシャル ジャニー喜多川“アイドル帝国”の実像」(後9・00)を放送した。番組のラストで、同局のメッセージを掲載。さまざまな意見が上がっている。
 ジャニー元社長による所属タレントへの性加害は、昨年3月に英BBCのドキュメンタリー番組で取り上げられ、4月に元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモトが会見で性被害を受けたと主張したことで大きく注目された。外部専門家による再発防止特別チームが8月に発表した調査報告書で、「長期間にわたって性加害が繰り返されていた」と認定され、9月の会見で認めた。

 番組では、当時を知る人物の証言をもとに構成され、メディアとの関わり方や姉・メリー喜多川さんと築き上げた事務所の実態に踏み込んだ。

 番組のラスト、黒い背景に白字で「2024年10月16日 NHKはSTARTO ENTERTAINMENTの所属タレントへの出演依頼を可能とすると発表した」と記し、「NHKのコメント」を掲載。コメントには「この問題はこれで終わったとは考えていません。NHKも当時の認識や対応が充分ではなく、メディアの責任を果たせなかったと自省しています」と反省。

 「改めて性加害をはじめとする人権侵害は決して許さないという姿勢を取引先も含めて浸透させ、新しい事実が出てきた場合の検証は報道・番組を通じて行い公共放送としての役割を果たしていきたいと考えています」と、今後の思いを記した。

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