長野智子「心に穴が開いたみたい」ピーコさんを追悼 "大人のたしなみ"教わり「ああいう大人もういない」

2024年10月21日 15:57

芸能

長野智子「心に穴が開いたみたい」ピーコさんを追悼 
ピーコさん(09年) Photo By スポニチ
 元フジテレビでフリーアナウンサーの長野智子(61)が21日、パーソナリティーを務める文化放送「長野智子アップデート」(月~金曜後3・30)に出演。双子のコンビ「おすぎとピーコ」の兄でファッション評論家として活動したピーコ(本名杉浦克昭=すぎうら・かつあき)さんを追悼した。
 ピーコさんは9月3日、敗血症による多臓器不全のため神奈川県の病院で死去した。79歳。横浜市出身。葬儀は近親者で行った。元マネジャーによると、昨年6月に認知症と診断され、高齢者施設に入所。今年8月中旬に敗血症のため入院すると、寝たきりとなり、そのまま誰にもみとられることなく息を引き取ったという。

 長野アナはフジテレビアナウンサー時代に「おはよう!ナイスデイ」「TIME3 タイム・スリー」「タイムアングル」など、多くの情報番組でコメンテーターを務めていたピーコさんと共演。この日のオープニングトークで「私にとって凄く悲しい訃報が入ってきまして。ピーコさん。ファッション評論家のピーコさんが亡くなったということです」と言及した。

 「本当に公私ともにお世話になった」とし、ピーコさんとの思い出を披露。「その頃はピーコさんが青山のマンションに住んでいらっしゃったんですけど、私は夫婦共々仲良くしていただいていて。夫婦で当時ピーコさんが住んでいたマンションに行くとたくさん洋服があるわけです。お仕事柄ね。"どんどん溜まっていっちゃうから好きなの持って行って!"って言って、私の夫や私に"あんたこれ似合うわよ"と言って。本当に面倒見がよくて」と当時を振り返った。

 さらに、「長野はこれからこの業界で頑張って行くんだから中身も磨かないとダメ」とピーコさんに言われていたといい、「オープンしたばかりのホテル西洋銀座で"こういう場所でお洒落をして、ワインを楽しむ大人の飲み方も勉強しなきゃって"って、当時そこで働いていた新進気鋭の田崎真也さんを紹介してくださって」と、ピーコさんを介してソムリエの田崎真也氏と出会ったことを明かした。

 「感謝しかないです。でも、ちょうど5年くらい前にお電話したのが最後で。"あなた頑張ってるじゃない見てるわよ"って言ってくださって。またぜひ近くでお食事しましょうって言ったんですけど、"私大変なのよ。時間が出来たら電話するわ"って。それが最後になってしまって」とここ5年は交流が途絶えていたことを明かし、「本当に心にぽっかり穴が開いたみたい。ピーコさんは面倒見はいいし優しいし、特に苦労していたり痛みを抱えている人に。ご自身もゲイということを公表されて差別にあったり、ご病気されて義眼にされたり。ああいう大人ってもういないな。とても寂しいです」と故人を悼んだ。

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