格闘美少女・笠原2回戦で敗れ敗者復活戦へ
2012年08月09日 06:00
五輪
初出場の笠原は、1回戦でトナ(パプアニューギニア)を12―0で下し、五輪初勝利を挙げた。序盤は「初戦だったので緊張した」と動きは硬かったが、第2ラウンドにはリズムを取り戻し、豪快な左回し蹴りや、かかと落としで快勝。しかし、昨年7月の五輪世界予選でも2―10と敗れた呉静ギョクの壁は厚かった。「凄く悔しい。自分のペースをつかめなかった」。金メダルは逃したが、呉静ギョクが決勝に進出したため、銅メダル獲得の可能性は残した。
小1で空手を始め、ボクシングやキックボクシングも経験した格闘少女。中3では極真空手の国際ジュニア大会で優勝したが、「五輪種目だから」という理由で静岡・伊東高1年からテコンドーに転向。10年広州アジア大会では日本女子初の銀メダルを獲得した。格闘技選手らしからぬ「愛くるしい笑顔」が評判で、実力も兼ね備える美女格闘家の戦いに注目が集まっている。