「じん帯一本半切れていた」伊調 左足首負傷も圧巻の強さ
2012年08月09日 08:24
五輪
五輪3連覇について「あんまり(すごいとは)思わない」と話した伊調。計4試合で1ピリオドも落とさない圧巻の試合内容にも「もう少し内容が良かったら。甘く見て七十点ぐらい。全部満足いく試合はたぶん一生ない」と反省を忘れなかった。
試合後の会見では「4日の練習中で、じん帯一本半切れていた」と、ロンドン入り直後に左足首を負傷していたことを告白。「よりによって今かと思ったけど、やってきたことをイメージしながら治療した。試合中は何も考えず思い切ってやった」と明かした。
04年アテネ、08年北京と2大会でともに戦ってきた姉・千春さんが北京後に引退した。伊調は「いろんな人に出会って教えてもらって、迷惑を掛けたりした。難しい中、レスリングスタイルをつくって、すべての人の力を自分の力にしての金メダルだなと思う」とロンドンへの道のりを振り返り、周囲のサポートに感謝。前人未到の4連覇がかかるリオデジャネイロ五輪については「北京からあっという間だった。リオデジャネイロもすぐ来るんじゃないかな。まあ頑張れたら頑張ります」と笑顔で話した。