浜口 悲願の金ならず…父・アニマル浜口「何であんな負け方を」
2012年08月09日 23:17
五輪
悲願の金メダル獲得の夢は絶たれた。レスリング女子72キロ級の浜口京子選手(34)は初戦で敗退、3大会連続のメダルとはならず、うつむきながらマットを下りた。
アテネ、北京と続けて銅メダルだった。「自分のレスリングができるように、金メダルを取れるように」と臨んだ3度目の舞台。第1ピリオドを先取されたが追いつき、最後の第3ピリオドは延長戦にもつれこんだ。有利な体勢から相手を攻め、勝利を確信、ガッツポーズをしたが、判定は無情にも相手の返し技のポイントに。厳しい表情で会場を後にした。
観客席では浜口選手の両親が立ち続けて応援。母初枝さん(71)は「京子、よくやった」と声を掛け「90点あげたい」と納得した様子。父アニマル浜口(64)は「何であんな負け方をしたんだ」と悔しそうだった。(共同)