真鍋監督退任へ 後任は中田久美氏有力 協会「11月中には決めたい」
2016年08月18日 07:11
五輪
すでに協会幹部も次期監督候補について「11月中には決めたい」と話すなど、新体制への移行準備は着々。そうした中で有力後任候補として名前が浮上したのがVプレミアリーグ・久光製薬を指揮する中田久美氏(50)だ。
中田氏は現役時代、セッターとして84年ロサンゼルスから3度の五輪に出場。コーチ業を経て、12年に久光製薬の監督に就任すると、数々のタイトルを獲得。対話を重視した指導で、チームをまとめる力は抜群だ。自立した選手の育成にも定評があり、リオ五輪代表には長岡望悠、石井優希らを送り込んだ。
近年は吉原知子氏(JT)、多治見麻子氏(トヨタ車体)、竹下佳江氏(ヴィクトリーナ姫路)ら元日本代表メンバーが指導者に転身。中田氏はその女性監督の先駆者で、五輪で指揮を執ることになれば女性としては初になる。「東洋の魔女」の64年に続いて金メダルを狙う20年の東京五輪。女性指揮官の手腕で、お家芸復活を目指す。