リオデジャネイロ五輪の入場券不正転売に関与した疑いで、ブラジル・リオデジャネイロの警察当局に拘束された国際オリンピック委員会(IOC)理事のパトリック・ヒッキー氏(71)が、IOCの委員と理事、欧州オリンピック委員会(EOC)会長など全役職を一時的に退任することになった。アイルランド・オリンピック委員会が17日、明らかにした。
ヒッキー理事はアイルランド出身の元柔道選手で、同国オリンピック委員会会長や各国オリンピック委員会連合(ANOC)副会長も務めるスポーツ界の重鎮。IOCは「問題が完全に解決するまで身を引くとした彼の決断を尊重したい」と声明を出し、捜査への全面的な協力を求めた。(共同)