【東京五輪の星】セッター・宮下遥 偉大な背中へ「また挑戦」
2016年08月18日 12:40
五輪
12年ロンドン五輪の銅メダル獲得をけん引した名セッター竹下佳江が引退し、真鍋監督から後継者として期待された。13年夏のワールドGPで代表デビュー。しかし秋のワールドグランドチャンピオンズカップでは招集されず。新戦術にフィットできず悩んだ時期もあった。偉大過ぎる前任者と比較され、精神的に追い詰められたこともある。それでも最後は「(五輪を)経験できて良かった、で終わらせないように、また挑戦したい」と言った。4年後、笑顔の花を咲かせるために、宮下はトスを上げ続ける。
◆宮下 遥(みやした・はるか)1994年(平6)9月1日生まれ、三重県桑名市出身の21歳。小学1年からバレーを始め、中学からセッター。大阪国際大和田中―大阪国際滝井高。中学在学中の09年11月、岡山シーガルズ内定選手として15歳2カ月でプレミアリーグ最年少デビュー。13年のワールドGPで代表初出場を果たした。1メートル77、61キロ。最高到達点は2メートル90。