川崎F 山根視来の米MLSギャラクシー完全移籍発表「より厳しいところでチャレンジしてみたい」

2024年01月06日 10:26

サッカー

川崎F 山根視来の米MLSギャラクシー完全移籍発表「より厳しいところでチャレンジしてみたい」
山根視来
 J1川崎フロンターレは6日、DF山根視来(30)が米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーに完全移籍すると発表した。
 神奈川県出身の山根は、大学卒業後4年間プレーした湘南から20年に川崎Fに移籍。絶対的な右サイドバックとして4シーズンほぼフル稼働し、20、21年のリーグ連覇、2度の天皇杯制覇に大きく貢献した。リーグ最多の12アシストをマークした21年には日本代表に初招集され、22年W杯カタール大会に出場した。ギャラクシーには元日本代表主将のDF吉田麻也(35)も所属している。

 山根は川崎Fを通じたコメントで、心境を報告した。「自分にとってより厳しいところでチャレンジしてみたい。そんな思いがありました。このチャンスを逃したくないと思い、この決断をしました」と説明。「苦しいこともたくさんあった2023年、天皇杯で優勝してフロンターレ全員で泣いて笑えたことが一番の思い出です」と、昨年のタイトル獲得にかけた思いをつづった。

 山根のコメント全文は以下の通り。

 川崎フロンターレに関わるすべての皆さま、このたびMLSのLAギャラクシーに移籍することになりました。昔は嫌なイメージだった等々力陸上競技場がこの4年間で本当に大好きになりました。プレーしていて一番ワクワクするスタジアムです。どんな結果であろうと前向きな言葉で力をくれるフロンターレのサポーターには感謝の気持ちしかありません。そんなみんなとたくさんの勝利を分かち合うことができて本当にうれしかったです。

 日本代表に必ずなると決めて移籍してきた4年前、周りを見たら本当の意味でレベルの違う選手たちに囲まれて、たくさんの刺激を受けました。すごい勢いで成長して世界に飛び出していく後輩たち、やっぱりすごいと何度も何度も思わせてくれる先輩方。自分が誰よりも結果を出す。その空気がフロンターレにあったからこそ、今の自分がいます。タイトルを獲り続けるチームの空気を持っているクラブはそう多くありません。だからこそ多くの選手が育ち、多くのタイトルを獲ってこられたのだと思います。

 30歳になりベテランと言われることも少しずつ増えてきました。でも、いつも心の中に、生活や文化、言語、サッカーのスタイル、日本とは何もかもが違う、自分にとってより厳しいところでチャレンジしてみたい。そんな思いがありました。このチャンスを逃したくないと思い、この決断をしました。苦しいこともたくさんあった2023年、天皇杯で優勝してフロンターレ全員で泣いて笑えたことが一番の思い出です。4年前には想像ができなかった言葉を、偉大な先輩、後輩、監督、コーチングスタッフ、トレーナーの皆さんからかけていただきました。それだけでも必死に頑張ってきてよかったなと思えました。

 4年間という短い間でしたが、本当に濃い毎日を過ごすことができました。川崎フロンターレは日本サッカーにとって、本当に価値のあるクラブだと信じています。4年間本当にありがとうございました。

おすすめテーマ

2024年01月06日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム