【高校サッカー】近江 初の国立でも“エンジョイサッカー”貫く

2024年01月06日 05:30

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【高校サッカー】近江 初の国立でも“エンジョイサッカー”貫く
近江イレブン Photo By スポニチ
 第102回全国高校サッカー選手権はきょう6日、国立競技場で準決勝が行われる。堀越(東京A)と対戦する近江(滋賀)は5日、午後から首都圏で調整。大一番に備えた。初の国立を前に、前田高孝監督(38)は選手に「楽しめ」と指令。“エンジョイベースボール”で昨夏の甲子園大会を制した慶応(神奈川)のように“エンジョイサッカー”で頂点を目指す。
 成り上がりの“海賊軍団”は小細工無用の真っ向勝負だ。宿舎で取材に応じた近江の前田監督は「楽しんで、らしく戦えばいい。特に国立がどうというのではなく、目の前の堀越さんとどう戦うかというところだけ」ときっぱり言い切った。

 初戦の2回戦から難敵を次々と撃破してきた。高校総体4強の日大藤沢、同覇者の明秀学園日立、前回大会4強の神村学園を連破。「最後は自分たちが判断してやるのが一番楽しい。彼らがとんでもないことができるような余白を残し、のびのびやらせたい」。攻撃では特別な指示を出さず、選手の自主性に任せるスタイルが機能。高校サッカー界ではロングスローからの攻撃がトレンドになっているが「今から急に投げられない」と話すように、“エンジョイサッカー”にこだわる。

 チームスローガン「Be Pirates」(海賊になれ)に込められた意味を、主将のDF金山は「泥くさく相手に立ち向かっていくというニュアンスだと解釈している」と話す。相手ボールを強奪してからカウンターを繰り出す「山賊サッカー」をテーマに掲げる堀越との一戦。神村学園戦のように何度突き放されても諦めず、食らいつくつもりだ。 (北野 将市)

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