川崎F 山根視来が米MLSギャラクシー移籍へ 30歳サイドバックが代表復帰へ海外初挑戦

2024年01月06日 05:00

サッカー

川崎F 山根視来が米MLSギャラクシー移籍へ 30歳サイドバックが代表復帰へ海外初挑戦
川崎FのDF山根視来 Photo By スポニチ
 川崎フロンターレ不動の右サイドバック、DF山根視来(30)が米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーに完全移籍することが、5日までに決定的となった。近日中に発表される。
 神奈川県出身の山根は、大学卒業後4年間プレーした湘南から20年に川崎Fに移籍。絶対的な右サイドバックとして4シーズンほぼフル稼働し、20、21年のリーグ連覇、2度の天皇杯制覇に大きく貢献した。リーグ最多の12アシストをマークした21年には日本代表に初招集され、22年W杯カタール大会に出場した。

 昨季MLS西地区14チーム中13位から巻き返しを目指すギャラクシーは、強化担当者が昨年12月の天皇杯決勝を視察するなど山根の能力を高く評価していた。同クラブには、W杯で山根とともにプレーした元日本代表主将のDF吉田麻也(35)が昨夏から所属。初の海外移籍となる山根にとって心強い存在となり、26年W杯が開催される地からともに代表復帰を目指していく。

 川崎Fにとっては、昨オフまでのDF谷口彰悟らに続き、再び主力選手を海外移籍で失う形になる。山根は高い守備力だけでなく、サイドの定位置にこだわらず積極的にゴール前に顔を出すなど攻撃的サッカーに欠かせぬ存在となっていただけに、チームはリーグ奪還とACL初制覇へ戦力の補充と再構築の必要性に迫られそうだ。

 ◇山根 視来(やまね・みき)1993年12月22日生まれ、横浜市出身の30歳。東京Vの下部組織からウィザス高、桐蔭横浜大を経て16年湘南に加入。20年川崎Fに移籍し、3年連続ベストイレブン受賞など活躍。日本代表で国際Aマッチ通算16試合2得点。1メートル78、72キロ。利き足は右。

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