小野伸二氏、現役復帰!?の“お年玉発言” サッカー界のために「小野2世」の発掘にも力

2024年01月06日 17:00

サッカー

小野伸二氏、現役復帰!?の“お年玉発言” サッカー界のために「小野2世」の発掘にも力
獅子舞を手に笑顔を見せる小野氏(撮影・武田 政樹)                                                                                                                    Photo By スポニチ
 昨季までコンサドーレ札幌でプレーした元日本代表MFの小野伸二氏(44)がスポニチの新春インタビューに応じた。昨年12月3日の浦和戦で26年間の現役生活に別れを告げたが、今後の現役復帰!?もほのめかす“お年玉発言”も飛び出した。引退後のセカンドキャリアは全国の少年少女にサッカーを楽しさを教えつつ、日本サッカー界のために、自ら「小野2世」の発掘にも力を入れていく。
 ――現役引退してから初めての正月。改めて、1カ月前を振り返ると、引退会見はやりたくなかった?
 「最後に自分のコメントを聞いていただければ、それが全てなのでやる必要はないのかなと(笑い)。プロとしてはキャリアは終わってしまうけど、突然、もう一度復活するかもしれないし。こればっかりはなんとも言えないじゃないですか。引退とは自分で言ってないし、ちょっと体を休ませてくれとしか言ってないので」

 ――再びプロとしてプレーをする可能性がある?
 「気が向いて、2年後くらいにサッカーやりたいなと思って、チームが拾ってくれたら、もしかしたらやるかもしれないしね。本当に先のことは誰にも分からない。でも、プロってそんなに甘いものじゃない。トレーニングもしなきゃいけない。体を動かし続けていくとは思う」

 ――どのように練習するのか。
 「パーソナルトレーナーと一緒に体づくりはやる。やっぱり、ボールを蹴っておかないと感覚が鈍るので。コンサではボール回しとかはやらしてくれるのでね。他のJのチームに行っても、やらせてもらおうかな」

 ――今後は具体的に何をしていくのか。
 「子供たちにサッカーを教えるために全国を回れたらいいな。現場で子供たちと触れ合うのが一番やりたいこと。サッカーって、なんでこんな楽しいんだろうってワクワクをもっと広げたい」

 ――全国でどんな選手に出会いたいか。
 「自分もそうだけど、見ている人を楽しませられる人。そういう選手を全国に見にいきたいし会いたい」

 ――「小野2世」ですね。
 「今、人を魅了する選手が正直あまりいない。そういう選手を見いだしたい。イマジネーションを凄く持ってほしい。当たり前のことを当たり前にやるのは凄く大事だけど、その裏を、ばあっと驚くようなことをやるような選手を見たい」

 ――コンサドーレ札幌とはどのように関わっていく?
 「関係は変わることはないし、札幌には可能性として月に2、3回は来る予定でいる。このチームがタイトルを獲るチームに生まれ変わるために協力していきたい」

 ――それには何が必要か。
 「もっと練習の中で一つ一つのプレーに対する厳しさを大事にしなければいけない。それはミシャと話しながら、アカデミーも含めて下からいい選手がどんどん出てくるようにしていきたい」

 ――北海道の選手が育つ土壌は?
 「(静岡出身の)僕らはうまい選手に出会える機会が、練習試合も含めてたくさんあった。道内となるとそこは難しい。自分が上に行くというメンタリティーも、まだ薄いんじゃないかな。そこさえ変えれば、もっと凄い選手は出てくる」

 ◇小野 伸二(おの・しんじ)1979年(昭54)9月27日生まれ、静岡県出身の44歳。98年に清水商(現清水桜が丘)から浦和に加入し、Jリーグをはじめオランダなどで活躍。日本代表でW杯3大会出場、国際Aマッチ通算56試合6得点。1メートル75、75キロ。利き足は右。

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