北口榛花、各業界に刺さった! パリ五輪女子やり投げ金メダル&天真らんまんキャラで熱視線

2024年08月14日 04:45

社会

北口榛花、各業界に刺さった! パリ五輪女子やり投げ金メダル&天真らんまんキャラで熱視線
女子やり投げで金メダルを獲得し、鐘を鳴らす北口榛花(ゲッティ=共同) Photo By ゲッティ=共同
 パリ五輪で金メダルを獲得した陸上やり投げ女子の北口榛花(26)に、出版界、広告界、放送界など各業界から熱視線が集まっている。日本女子史上初めてフィールド種目で金を獲得した快挙に加えて天真らんまんな愛されキャラも相まって、今後はさまざまな仕事のオファーが舞い込みそうだ。
 【出版】各出版社は、さまざまな切り口で北口の企画を思案している。北口が特に注目を集めたのが、流ちょうなチェコ語でインタビューに答える様子。英語も堪能なことで知られ、出版社幹部は「語学マスター法の本がピッタリ。短期間でどうやって言語を身に付けたのかは誰もが知りたがるところなので、早速動きたい」と語った。過去には7カ国語を操るサッカー元日本代表GK川島永嗣が語学本を出版した例もある。同幹部は「チェコ語はマイナーだが、世界で最も難しい言語の一つと言われている。その習得方法は全ての言語に通じるはず」とした。

 ほかにも自伝本や教育関連本、「写真集も良い」と話す別の出版関係者もいる。「メークやファッションにもこだわりがあり、アスリートの筋肉を見せられる写真集はぴったり」と分析。さらに「一番面白いのは絵本でしょう。キャラクターが可愛らしく、子供たちに夢を与えられる」と話している。米ドジャース・大谷翔平も絵本の題材となっており、北口も続けば話題になりそうだ。

 【テレビ】テレビ業界も北口のキャラクターに注目している。スポーツ番組やトーク番組はもちろん、バラエティー担当者は「食べ歩きロケを見てみたい」とアイデアを膨らませた。民放関係者は「東京五輪後にバラエティーでブレークした柔道のウルフ・アロンや女子バスケの馬瓜エブリンのような存在になる可能性もある」。ただ北口は拠点がチェコのため、日本の番組に出演することは困難。「バラエティーに起用することで安っぽく映ってしまい、局側が批判を受ける可能性もある」と消極的なテレビマンもいる。

 【広告】広告代理店関係者は「好感度の高い北口選手は、イメージアップを図る企業のブランディングCMにぴったりでしょう」と太鼓判を押す。現在のCM出演料の相場は年契約で1000万~1500万円とみられ、同関係者は「さまざまな企業がCMのオファーをするのではないか。金メダル効果もあり、ギャラも上がっていく可能性が高い」と分析した。

 スイーツ好きで知られ、競技の合間にカステラを食べる姿も話題になった。あるCMプランナーは「食品や飲料メーカーのPRにぴったり」と語る。加えて、やりが「ぶっ刺さる」イメージから「刺激のある食べ物や飲料、制汗剤や目薬などの商品PRにも合うのでは」と指摘した。一方で「“金メダルアスリートを商品広告に起用するのは恐れ多い”と考える企業も最近は増加傾向にある。とはいえ、北口さんはそれでも使いたい存在」と話す広告関係者もいる。

 【漫画】漫画業界も関心を持っている。大手出版社の漫画編集者は「日本人の内向き志向が強まったと言われる中で、北口さんのように海外に出てメダルを獲るような選手のドラマは魅力的」と漫画の題材としての可能性を強調。「スポーツは努力や友情が詰まったコンテンツで、元々漫画との親和性は高い」という。出版関係者によると「陸上の投てき競技を単独で扱った漫画がヒットした記憶は過去にない」といい、実現すれば漫画界にとっても新たな挑戦となる。

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