【玉ノ井親方 視点】貴景勝 普段と違う雰囲気で相手見過ぎた

2021年01月11日 05:30

相撲

【玉ノ井親方 視点】貴景勝 普段と違う雰囲気で相手見過ぎた
激しく攻めあう貴景勝(左)と御嶽海(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【大相撲初場所初日 ( 2021年1月10日    東京・両国国技館 )】 綱獲りを目指す貴景勝は、いつもとは動きが違った。立ち合いの当たりは五分。ただ、その後で相手に踏み込まれてしまったのが痛かった。必死に前に出ようとするが、御嶽海に右からいなされ、押し上げられたところを引いてしまった。
 今場所は初日の緊張感に加え綱獲りの重圧もある。コロナ下で体調管理にも注意しなければならない。普段とは全く違う雰囲気が相撲に影響したのだろう。慎重になって、少し相手の動きを見すぎた印象だ。最後はまともに引く形になってしまった。

 大関は攻める時に一呼吸置いて、腰を下ろしてから当たる感じがある。癖かもしれないが、そうすると動きがワンテンポ遅れる気がする。そこを御嶽海に踏み込まれてしまった。ただ、まだ初日。この日の相撲内容を反省して気持ちを切り替え、前を向くことが大事だ。(元大関・栃東)

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