新浜立也はスタート失敗の20位にぼう然「右足を氷に2回くらい刺した。何が起きたかわからない」

2022年02月12日 19:24

スピードスケート

新浜立也はスタート失敗の20位にぼう然「右足を氷に2回くらい刺した。何が起きたかわからない」
新浜立也 Photo By AP
 【北京冬季五輪第9日・スピードスケート男子500メートル ( 2022年2月12日    国家スピードスケート館 )】 スピードスケート男子500メートルが12日に行われ、新浜立也(25=高崎健康福祉大職)は35秒12で20位に終わった。
 最終15組のアウトスタートで、昨季世界王者のローラン・デュブルイユ(カナダ)との同走。スタート直後につまずき、バランスを崩して持ち前のスタートダッシュを出せなかった。

 「右足を氷に2回くらい刺した。そこが修正しきれなかった。500㍍をしっかり通過できなかったのが、自分も何が起きたか理解できてない」とぼう然といった様子。直前にデュブルイユのフライングもあったが「先週もタイムトライアルでフライングあった後、しっかりスタートできたので、そこまで支障はないとな思ったけど、ミスがなぜ出たかは理解できていない。1000㍍までに修正して、もう1回、1000㍍を楽しみたい。今日の失敗を生かして、また18日、1000㍍を滑りたい」と前を向いた。

 1月30日の北京入り後は「五輪は特別ではない。国際大会の一つ」と言い続けてきた。「スケート人生の目標は全タイトル制覇。五輪で金メダルを獲れればそれに近づく」と力を込めた。新浜は20年の世界選手権スプリント部門を制覇。19~20年はW杯男子500メートルで種目別総合優勝を果たした。残る主要タイトルは世界距離別選手権と五輪の2つ。自ら「日本のエース」と口にし、強い使命感を持って挑んだ大会だったが、悔しい結果となった。

 ◇新浜 立也(しんはま・たつや)1996年(平8)7月11日生まれ、北海道出身の25歳。19年に日本勢で初めて500メートルで34秒を切って、33秒79の日本記録を樹立。20年世界選手権スプリント部門で総合優勝。北海道・釧路商高、高崎健康福祉大出、同大職。

 ▽スピードスケート 1周400メートルのスケートリンクを周回してタイムを競う。オリンピックでは1924年のシャモニー大会で男子種目が初採用された。女子は32年のレークプラシッド大会で公開競技として行われた後、60年のスコーバレー大会で正式種目となった。日本はこれまで4つの金メダルを獲得している。

おすすめテーマ

2022年02月12日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム