オーガスタ危“木”一髪!30メートル級の松が3本倒木 ケガ人なしもゴルフの祭典前代未聞のアクシデント

2023年04月09日 01:30

ゴルフ

オーガスタ危“木”一髪!30メートル級の松が3本倒木 ケガ人なしもゴルフの祭典前代未聞のアクシデント
根元から折れた松の木がコースを分断し騒然となるオーガスタ(AP) Photo By AP
 【米男子ゴルフツアー マスターズ第2日 ( 2023年4月7日    ジョージア州 オーガスタ・ナショナルGC=7545ヤード、パー72 )】 ゴルフの祭典で前代未聞のアクシデントが発生した。7日の第2ラウンド途中、17番ティーエリア付近で松の木が倒れた。大会側によればケガ人はなかったが、あわや大惨事の事態。悪天候の影響で直後に競技は中断し、そのまま延期が決定。39選手が終了できず、8日に第2ラウンドの残りを行った。
 オーガスタが騒然となった。大粒の雨と突風が吹き始めた午後4時21分だった。17番ティー横にそびえる30メートル級の松の木が3本、突如、倒れた。現場近くに居合わせた大会関係者は「皆がワーワーし始めてバキバキと音がした」と証言した。巨木は2本が根元から折れ、17番ティー付近のコースを分断するように横たわった。

 パトロンは悲鳴を上げて逃げ回った。隣接する15番グリーンにいた比嘉は「大きな木が目の前から消えて…ドーンという音が聞こえて。一歩間違えば僕の家族がそこで見ていたかもしれない。すぐにはプレーに戻れなかった」と話した。

 現地紙によると、16番グリーンでラインを読んでいたラリー・マイズ(米国)は「記憶にある中で最も怖い状況だった。みんなが無事であることを祈るばかりだった。誰かが死ぬ可能性もあったんだから」と語った。幸い17番ティーは無人だったが、つぶれた椅子が衝撃の大きさを物語る。大会側は「ケガ人はなかった」と発表し、急ピッチで復旧作業を進めた。

 この日は夕方から荒天が予想されていた。午後3時7分から21分間、悪天候による最初の中断。その後、一度は競技を再開するも倒木とほぼ同じタイミングの4時22分から2度目の中断となっていた。大会側は「参加する全ての人の安全と幸福が最優先。引き続き、天候を注意深く監視していく」との声明を発表したが、あわや大惨事のアクシデント。延期決定の理由について倒木の影響かどうかは明言を避けたが、今後も安全性が問われる事態となった。

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