パリの星16歳の成田実生が2冠!400M個メも優勝「緊張あった」W代表内定の2位19歳・谷川は悔し涙

2023年04月09日 17:52

競泳

パリの星16歳の成田実生が2冠!400M個メも優勝「緊張あった」W代表内定の2位19歳・谷川は悔し涙
<第99回日本選手権水泳競技大会 6日目>女子400メートル個人メドレー決勝で優勝を果たし、笑顔の成田(撮影・河野 光希) Photo By スポニチ
 【競泳日本選手権最終日 ( 2023年4月9日    東京アクアティクスセンター )】 競泳日本選手権は9日、世界選手権(7月、福岡)の日本代表選考会を兼ねて行われ、女子400メートル個人メドレーは成田実生(16=金町SC)が4分36秒89で優勝し200メートル個人メドレーに続き2冠を達成した。2位の谷川亜華葉(19=イトマン近大)も派遣標準記録を突破する4分37秒90を叩き出し代表に内定した。派遣標準記録は4分38秒53。
 谷川がレースを引っ張る形だったが平泳ぎで成田が逆転。最後の自由形で一気にタイムを伸ばし200メートル個人メドレーに続き世界選手権代表内定を決める4分36秒89でゴールした。

 レース後には息を切らしながら「プレッシャーとか緊張もあったんですけど、自分のレースをしようと思って最後まで泳ぎました」とあどけない笑顔で話した。日本開催の世界選手権では「かっこいい姿を見せたいし、ベストタイムを目指して泳ぎたいと思います」と力強く宣言した。

 同じく代表に内定した19歳の谷川は、インタビューが始まると涙があふれた。うれし涙ではなかった。「代表に入ることができるのはうれしいし、自分自身を褒めたいですけど…目標としていたタイムに全然届かなかったので、また後悔の残るレースになった」と声を絞り出した。そして世界選手権でのリベンジを誓い涙を拭った。

 予選は4分41秒28の全体1位で決勝に進出し「決勝は優勝して代表に入れるように頑張りたい。前半を速く楽に入れれば後半につなげられると思う」と語っていた。

 200メートル個人メドレーでは東京五輪金メダルの大橋悠依(27=イトマン東進)を抑えて優勝し、既に代表に内定している。

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